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横浜成田山:野毛山不動尊:成田山横浜別院延命院(なりたさんよこはまべついんえんめいいん)
桜木町駅から野毛山方面に歩くと、山の上に横浜成田山の本堂が見えます。
関東三十六不動霊場
由緒
明治三年(1870年)に成田山新勝寺の横浜別院として建立されました。
開港した横浜の移住者には成田山の不動尊を信仰する者が多かったそうです。
明治九年(1876年)に現在地に遷り、成田山教会所と改められ、
明治二十六年(1893年)に成田山横浜別院延命院となりました。
表参道
表参道からは階段を登ります。
途中からエレベーターもありますが、今後開創百六十年記念事業として、
中段までエレベーターを設置する予定だそうです。
西参道
JR桜木町駅から野毛坂(のげざか)を登り、
野毛坂交差点のそばに横浜成田山の西参道がありました。
表参道の階段に比べ、登りやすいのが特徴です。
本堂
平成二十七年(2015年)に新本堂が完成しました。
本尊の不動明王はもとは徳川家の秘蔵仏でしたが、
元禄年間に徳川家より成田山へ累代祈願を懇願された際に賜ったもので、
理源大師の作と伝わります。
稲荷神社
本堂に登る階段下に稲荷神社があります。
周囲には石仏が奉納されていました。
境内からの眺め
境内からはランドマークタワーが良く見えます。
よこはまコスモワールドの大観覧車も見えます。
境内の隣:萬徳寺(まんとくじ)
横浜成田山の隣にあるお堂は萬徳寺という別の寺院になります。
横浜成田山は真言宗智山派で、萬徳寺は曹洞宗の寺院になります。
日本近代水道最古の水道管:野毛山三丁目公園
横浜成田山の近くにある野毛山三丁目公園には、
『日本近代水道最古の水道管』が展示されていました。
成田山横浜別院延命院のご朱印
関東三十六不動霊場第三番札所:ご朱印
令和六年拝受:弘法大師・ご朱印
令和六年拝受:金紙不動明王・ご朱印
寺務所
ご朱印は本堂横の御朱印所で頂きました。
寺院情報
- 住所:神奈川県横浜市西区宮崎町30
- アクセス:JR桜木町駅徒歩約10分・京急日ノ出町駅徒歩約11分
ご覧頂きましてありがとうございます。
関東三十六不動霊場は、不動明王をお祀りする寺院を巡るものです。
昭和六十二年(1987年)に開創されました。
三十六ケ所の札所は、不動明王の眷属(けんぞく)である、
三十六童子がお護りする尊像を巡拝の御本尊としたことから定まったものです。
不動尊への信仰は古くから関東地方の南部で篤いため、
我が国最大の不動尊の霊域ということができます。