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法然上人二十五霊場第二十番札所:女人往生の寺:新京極誓願寺(せいがんじ)
洛陽三十三観音霊場
ご朱印は専用の御朱印帳を購入しました。


法然上人二十五霊場
法然上人二十五霊場は、浄土宗の開祖である法然上人ゆかりの寺院を巡拝する霊場です。
宝暦年中の頃、大阪難波の順阿、京都洛西の廊誉という二人の僧の発起により、
法然上人にゆかりのある二十五箇所の霊場を巡拝したことに始まります。
昭和四十九年(1974年)に浄土宗開宗八百年を記念して、再興されました。
専用の御朱印帳を購入して巡拝しました。


由緒
天智天皇六年(667年)に天皇の勅願によって創建されました。
平安時代には清少納言や和泉式部が帰依し、『女人往生の寺』といわれました。
その後法然上人が興福寺の蔵俊(ぞうしゅん)僧都より寺を譲られて、
浄土宗となりました。
天正十九年(1591年)に豊臣秀吉の命を受け、現在の新京極へ移転し、
秀吉の側室の京極竜子(松の丸殿)と、その生家の京極氏から広い敷地を与えられました。
その後三度に渡る大火や、明治時代の廃仏毀釈、
明治五年(1872年)から始まった新京極通の整備により、寺地を没収され、
境内は狭くなりました。

江戸時代には、落語の祖といわれる安楽庵策伝が住職を務め、
『落語発祥の寺』としても有名です。
本堂

御本尊の阿弥陀如来坐像は、八幡神の本地仏として、石清水八幡宮に安置されていましたが、
明治二年(1869年)の神仏分離により、誓願寺へ移されました。
現在の本堂は昭和三十九年(1964年)に鉄筋コンクリート造りで再建されました。
北向不動尊

新京極誓願寺のご朱印
平成十八年拝受:洛陽三十三観音霊場第二番札所・ご朱印


平成十八年拝受:法然上人二十五霊場第二十番札所・ご朱印


寺院情報
- 住所:京都府京都市中京区新京極桜之町453新京極通り六角下る
- アクセス:京都市営地下鉄東西線京都市役所前駅徒歩約5分
- HP:https://www.fukakusa.or.jp/
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洛陽三十三観音霊場は、京都市の三十三箇所の寺院から成る観音霊場です。
広範囲で参拝が難しい西国三十三ヶ所霊場の代わりとして、
平安時代に後白河法皇が定めたとされます。
寛文五年(1665年)に霊元天皇の勅令により中興されましたが、
明治時代の廃仏毀釈により廃寺になる寺院もあり、再び中断しました。
現在の札所は平成十七年(2005年)に復活しました。できるだけ江戸時代の札所を再現し、
廃寺や神仏分離などで札所本尊が別の寺に移動した場合、
その寺が新たな札所となっています。