東京都渋谷区:都内現存最古の富士塚:鳩森八幡神社のご朱印

鳩森八幡神社(はともりはちまんじんじゃ)

国立競技場や東京体育館・神宮球場など、スポーツ施設の多い千駄ヶ谷の中に、
静かな社があります。

御祭神

御祭神

応神天皇(おうじんてんのう)
神功皇后(じんぐうこうごう)

由緒

貞観二年(860年)慈覚大師(円仁)が、関東巡錫(じゅんしゃく)の途中、
村民の懇請により、神功皇后・応神天皇・春日明神等の御尊像を作り添えて
正八幡宮として崇敬し奉ったと伝えられています。

巡錫(じゅんしゃく) とは僧が教えを広めるため各地を巡り歩くことです。

社殿

弘化二年(1845年)に上棟した欅造りの荘厳な社殿は、
残念ながら昭和二十年五月の空襲焼失しました。

昭和二十三年より数度の復興事業により、現在の社殿平成五年総欅造り竣工され、
昔日の姿に復元されました。

甲賀稲荷社

甲賀組組屋敷の武士たちが崇敬していた甲賀稲荷社は、
かつて青山権田原御鉄砲場付近に鎮座していましたが、
明治十八年青山練兵場設置の為、当地に遷座合祀されたそうです。

昭和二十年五月の空襲により社殿が焼失し、
その後本殿の中に、八幡大神・諏訪大神とともに祀られていました。

その後復興を望む声が高まり、
昭和四十五年欅造りの社殿が完成し、遷座されました。

能楽殿

平成十二年九月完成しました。

名称を「神楽殿」から『能楽殿』に変更されました。

将棋堂

神社の向かいには日本将棋連盟があります。

外観はたびたびニュースやワイドショーにも、取り上げられていますね。

昭和六十一年に当時の日本将棋連盟会長であった大山康晴十五世名人より、
山形県の駒師香月氏の手により制作された、
高さ1.2メートル「王将」大駒奉納されました。

同じ年に将棋堂が建立され、棋力向上を願う人々の参拝が絶えません。

鳩森八幡神社のご朱印

平成二十六年拝受:ご朱印

令和三年拝受:ご朱印

令和三年に頂いたご朱印は、鳩の印入りでした。

平成二十六年拝受富士浅間神社(富士塚):ご朱印

令和三年拝受富士浅間神社(富士塚):ご朱印

神社情報

  • 住所:東京都渋谷区千駄ヶ谷1-1-24
  • アクセス:JR総武線千駄ヶ谷駅徒歩5分
         東京メトロ副都心線北参道駅徒歩5分
  • HP:http://www.hatonomori-shrine.or.jp/

境内にある富士浅間神社と富士塚(東京都有形民俗文化財)

都内最古の富士塚

寛政元年(1789年)に築造されました。

千駄ヶ谷の富士塚案内

富士塚外観

富士塚は解放されていて、登山が可能になっています。

富士塚山頂の富士浅間神社奥宮

富士塚里宮

富士塚からの眺め

山頂からは社殿の眺めも良く、ビルが無ければ富士山も良く見えたのでしょうね。

ご覧頂きましてありがとうございます。