雲洞庵の土踏んだか:越後一の寺・日本一の庵寺:雲洞庵(うんとうあん)

寺院内は自由な撮影が許可されていました。
雲洞庵の土踏んだか
一年に一度、赤門が開かれた時にお参りすると御利益があるといわれ、
善男善女が有難さに随喜して言い合いました。
一度は訪れるべき越後の名刹として、広く知られています。

参道の石畳

本堂までの石畳の下に、法華経を一石一字ずつ記し、敷きつめてあるそうです。

由緒
養老元年(701年)に藤原房前が母親の菩提を弔うため、尼寺を創建しました。
永享元年(1430年)に関東管領の上杉憲実(藤原家末裔)により再興されました。
憲実は文安四年(1447年)に政治から退くと、雲洞庵に隠棲しました。
越後国主となる上杉景勝や、その家臣である直江兼続が幼少期に学んだ寺としても有名です。

黒門

赤門

永享元年(1429年)に関東管領より十万石の格式を賜り、建立されました。

江戸時代に再建されました。

『海北禅林』の扁額がかかっていました。「海北」は北にある海、
「禅林」は禅宗寺院の意味があるそうです。

本堂

永享元年に上杉憲実によって建立され、江戸時代の宝永四年に再建されました。

大香炉の横には苔むした石仏がありました。

大方丈

上杉景勝や直江兼続が学んだ屏風絵がありました。

大方丈は書院造で、越後国の最高寺格を表す天井となっていました。
境内と前門

仏舎利塔

お釈迦様の遺骨が祀られています。

徳川家霊廟:増上寺文昭院殿前燈籠

江戸幕府六代将軍の徳川家宣(文昭院)の霊廟前にあった燈籠です。
大池

客殿

観音堂

鐘楼堂

鐘楼堂は元禄四年(1691年)に建立され、雲洞庵で一番古い建物です。
鐘楼は太平洋戦争で供出されましたが、昭和三十三年に作られ、
翌年に高松宮殿下により撞き始められました。

宝物殿

謡曲実盛所縁の里

謡曲海士所縁の里

雲洞庵のご朱印
雲洞庵・御朱印帳


平成二十六年拝受:ご朱印

『雲洞庵の土踏んだか』と書かれていました。
令和五年拝受:ご朱印

寺院情報
- 住所:新潟県南魚沼市雲洞660
- アクセス:上越新幹線越後湯沢駅下車徒歩約30分・関越自動車道塩沢石打ICより車で約15分
- HP:https://www.untouan.com/
雲洞庵周辺
鹿小屋

雲洞庵の近くにあった『鹿小屋』と呼ばれる食堂で昼食を頂きました。

『鹿小屋定食』を頂きました。ざるそばもついており、ボリューム満点で、
美味しく頂きました。

周辺は田んぼに囲まれた最高の景色でした。定食のコシヒカリも美味しかったです。
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