【史跡訪問】滋賀県大津市:穴太衆(あのうしゅう)積みの石垣:比叡山坂本エリアの史跡

比叡山坂本エリアの史跡

JR比叡山坂本駅

坂本エリアへはJRでは比叡山坂本駅最寄駅です。

史跡:穴太衆積みの石垣

坂本では、比叡山延暦寺里坊(さとぼう)のみならず、街角の神社や古い民家石塀などに、
『穴太衆(あのうしゅう)積み』と呼ばれる石積みが見られます。

坂本の石工集団である“穴太衆”石積みの技としては、自然石なんの加工もせず
そのまま積む『野面(のづら)積み』を代表とする積み方で、
一見粗野に見えますが、堅牢さは比類ないものがあります。

穴太衆戦国時代表舞台に立つようになり、
安土城をはじめとした城郭や寺院などの建築活躍しました。

坂本廃寺・塔心礎(とうしんそ)

飛鳥・白鳳時代の寺院である坂本廃寺木造塔中心柱礎石で、
柱座掘り込まれています。

北西約150メートルにある坂本廃寺遺跡の存在を示す唯一の遺構で、
石垣として転用されています。

坂本銭座跡地(大津市坂本6-27)

江戸幕府三代将軍徳川家光の時代の承応二年(1653年)に、
江戸の芝、浅草と並んで、坂本の地銭座設けられ
「寛永通宝」一文銭鋳造が行われていました。

坂本で作られていた私鋳銭オランダ商人によって海外へ輸出され、
「サカモト」と呼ばれ人気で、品質や製造技術が幕府に評価されたようです。

日吉御田(みた)神社(大津市坂本6-27-14)

境内にある大きな井戸信仰の対象として行われた原始的な農耕祭祀が起源です。

坂本石積みの郷公園(大津市坂本7-32-22)

JR比叡山坂本駅のそばに『坂本石積みの郷公園』があります。

若き日の最澄像(坂本石積みの郷公園内)

「若き日の最澄像」比叡山に登る十九歳の最澄像として制作されました。

鶴喜そば(平成二十六年)

平成二十六年の訪問時には、昼食に鶴喜そば(大津市津市坂本4-11-40)を頂きました。

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