【史跡訪問】宮城県石巻市:石巻市震災遺構門脇小学校(かどのわきしょうがっこう)

石巻市震災遺構門脇小学校(かどのわきしょうがっこう)

平成二十三年(2011年)3月11日14時46分三陸沖を震源とする最大震度7を記録した、
東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)発生しました。

門脇小学校(かどのわきしょうがっこう)は、
津波火災による被災状況を残す全国で唯一の震災遺構です。

震災遺構(本校舎)外観

白壁が美しい門脇小学校の校舎は、津波津波火災延焼により、
一夜にして黒い校舎へ変わりました。

遺すにあたり、損傷が著しかった東階段を含む両端は解体されました。

被災した校舎損傷がひどく再使用は断念され、学区内児童数の減少もあり、
平成二十七年(2015年)をもって石巻小学校統合されました。

被災樹木

被災時津波が押し流した家屋や車校舎が壁となり受け止めました。
その際津波火災校舎に延焼し、校庭の樹木被災しました。

黒く焼け焦げた樹木は、そのままの姿で残されていましたが、時が経ち、
その根元からは新しい生命が生まれ今なお力強く成長しています。

震災遺構本校舎

震災遺構本校舎入口には、東日本大震災時の津波浸水高が書かれていました。

校舎内は見学できるようになっていました。

3年2組の教室跡です。

少人数教室跡です。

体育館には被災車両や石巻市内で使われた仮設住宅展示されていました。

東日本大震災直後教師の指導により、裏山日和山避難を開始しました。
かねてより日和山への避難訓練が実施されていたため、スムーズに避難が行われ、
在校していた児童は全員無事でした。

展示館入口

門脇町かどにゃん猫印

門脇町かどにゃん猫印

「いしのまき猫印めぐり(https://nekoin.jimdosite.com/)猫印を頂きました。

石巻市震災遺構門脇小学校情報

石巻市震災遺構門脇小学校周辺

みやぎ東日本大震災津波伝承館:石巻市南浜町2-1-56

門脇小学校の前には、みやぎ東日本大震災津波伝承館がありました。

旧市立病院から南浜方面の眺めです。震災前の写真があり、
かつて住宅が立ち並んでいたことがわかります。

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