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葛飾北斎『八方睨みの鳳凰図』:俳人・小林一茶『蛙合戦の池』:岩松院(がんしょういん)
福島正則公霊廟

『賤ケ岳の七本槍』の一人として知られ、豊臣秀吉子飼いの武将として有名な、
福島正則の霊廟があります。

元和五年(1619年)に居城の広島城の石垣修築が武家諸法度にふれたとして、
安芸・備後四十九万八千石から、信州川中島二万石、
越後魚沼郡二万五千石の合計四万五千石に減封されました。

霊廟山門

福島正則は寛永元年(1624年)七月に六十四歳でこの世を去りました。
その後幕府の検死役を待たずに遺体を火葬したとして、領地は没収されました。

福島正則公霊廟

墓は高さ2.5メートルの五輪塔です。

霊廟は高台にあり、小布施町方面の眺めが良く見えました。
仁王門

寛永九年(1632年)に戸隠山中院(現・戸隠神社中社)にて蜜述金剛阿吽像の二体を開眼され、
奉安されたものを明治三年(1870年)に譲り受けました。


勧請以来本堂内に永く仮安置されていましたが、昭和六十二年四月に仁王門落慶の際、
安置されました。

本堂

葛飾北斎・大鳳凰図

本堂には嘉永元年(1848年)に描かれた葛飾北斎の天井絵『八方睨み鳳凰図』があります。
北斎は小布施に滞在の際に約1年をかけて大間天井に鳳凰図を描きました。

大きさは畳二十一枚分あります。本堂前には鳳凰図の絵がありました。
俳人・小林一茶の句の舞台『蛙合戦の池』

文化十三年(1816年)俳人小林一茶が病弱な初児千太郎を想って詠んだ句、
『やせ蛙 まけるな一茶 是にあり』の「蛙合戦の池」があります。

堂内は撮影禁止でしたが、庭は撮影出来ました。
記念樹・巴塚の松

小布施岩松院のご朱印

令和七年拝受:ご本尊・ご朱印

令和七年拝受:鳳凰・ご朱印

令和七年拝受:正則公・ご朱印

家紋「福島沢瀉(おもだか)」や馬印、花押(かおう)が押されています。
寺院情報
- 住所:長野県上高井郡小布施町雁田615
- アクセス:長野電鉄小布施駅下車シャトルバス(繁忙期)約25分・タクシー約10分
上信越自動車道信州中野ICより車で約11分 - HP:https://ganshoin.com/
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