仙台総鎮守:大崎八幡宮(おおさきはちまんぐう)
由緒
仙台藩祖の伊達政宗が、仙台城の乾(北西)の方向にあたる現在の地を神域と定め、
仙台六十二万石の総鎮守として、慶長十二年(1607年)に造営されました。
坂上田村麻呂が宇佐神宮を鎮守府胆沢城に勧請し、鎮守府八幡宮と称したことが始まり、
室町時代に入り奥州管領であった大崎氏が自領地内(大崎)に遷したため、
大崎八幡宮と呼ばれるようになりました。

北参道鳥居

鎮座四百年奉祝の一環として、平成十七年に建造されました。
高さ約七メートル、幅八.四メートルと木造の鳥居としては宮城県内最大規模を誇ります。

木材には樹齢250~300年の青森ヒバ、袴石には茨城県産の御影石が使用されています。
一之鳥居

昭和六十三年(1988年)に御鎮座380年記念事業として建てられました。
二之鳥居

寛文八年(1668年)に仙台藩四代藩主の伊達綱村によって寄進されました。

一之鳥居が建てられたことから、二之鳥居と称されるようになりました。
大石段(おおいしだん)

慶長十二年(1607年)の創建時からのものとされます。均衡のとれた石段で、
九十八段とも百段ともいわれます。

三之鳥居

享保三年(1718年)に仙台藩五代藩主の伊達吉村によって寄進されました。
『八幡宮』の文字は吉村自身の揮毫です。

表参道

国指定重要文化財:長床(ながとこ)

寛文年間(1660年代)に建てられたといわれています。

国宝:社殿

安土桃山時代の文化を伝える我が国最古の建造物です。

高野槙

境内には樹齢約四百年の高野槙がありました。創建当時に植栽されたものと思われます。

神輿

江戸中期の製作といわれています。六角形の鳳輦型(ほうれんがた)をしています。

沼田豊前正藤原茂密(ぬまたぶぜんのしょうふじわらのしげみつ)石像

石像は沼田豊前正藤原茂密(ぬまたぶぜんのしょうふじわらのしげみつ)で、
大崎八幡宮の社家の沼田家八代目です。

境内の整備に尽力し、大崎八幡宮の中興の祖です。
金刀比羅社(ことひらしゃ)

昭和五十四年に仙台市内の篤志崇敬者によって勧請されました。
讃岐国一之宮の金刀比羅宮より分祀されました。
大日如来堂

二の鳥居をくぐった先に大日如来堂がありました。

旧四ツ谷用水

太鼓橋の下には、四ツ谷用水の本流があります。

四ツ谷用水は、川村孫兵衛重吉が築造にあたったといわれ、
仙台藩政の早い時期から着手されたとみられます。

広瀬川上流の郷六(四ツ谷堰)から取水して、城下住民の生活用水や水田耕作など、
多目的に利用されました。明治以降の近代化にともない、埋立や暗渠化が進みました。
大崎八幡宮のご朱印
令和七年拝受:ご朱印

令和七年拝受:太元社・ご朱印

令和七年拝受:諏訪社・ご朱印

令和七年拝受:鹿島社・ご朱印

令和七年拝受:北辰社・ご朱印

神社情報
- 住所:宮城県仙台市青葉区八幡4-6-1
- アクセス:JR仙山線国見駅・東北福祉大前駅徒歩約15分
- HP:https://www.oosaki-hachiman.or.jp/index.html
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