【史跡訪問】岩手県一関市:国鉄バス鬼死骸(おにしがい)停留所

鬼死骸(おにしがい)村:国鉄バス鬼死骸(おにしがい)停留所

岩手県一関市『鬼死骸(おにしがい)』という名前のバス停がありました。

国鉄バス鬼死骸停留所

国鉄バス鬼死骸停留所は、岩手県一関市真柴祈祷にある、
国鉄バス鬼死骸停留所待合室跡地で、現在は休憩所となっていました。

鬼死骸停留所名所案内板

2016年まで路線バスが運行されていましたが、現在は廃止されています。
令和二年(2020年)真柴まちづくり協議会らの手によって、
まちおこしの一環として整備されました。

電柱には現在も「鬼死骸」の地名が残っています。

鬼死骸村(おにしがいむら)の由来

延暦二十年(801年)坂上田村麻呂(さかのうえたむらまろ)陸奥国へ攻め入った時、
果敢に抵抗したのが蝦夷(えみし)の将の一人「大武丸(おおたけまる)」でした。

戦いに敗れた大武丸打ち首になり、首から下の亡骸この地に埋葬され、
鹿嶋神社の近くの「鬼石」の下と伝えられています。

以来明治八年まで「鬼死骸村」として実在していました。

鬼死骸停留所周辺には鬼石鹿嶋神社があります。

鬼死骸村絵図

国鉄バス鬼死骸停留所の中には、鬼死骸村絵図がありました。

文化十五年(1818年)作成されました。現在の一関市南町・千代田町・台町の一部と、
真柴の一部にあたります。鬼死骸村人口四百人余り南北を奥州街道が貫いています。

国鉄バス鬼死骸停留所周辺

鬼死骸停留所周辺には、のどかな田園風景が広がっていました。

近くには東北本線が走っています。車で5分、徒歩約40分の場所にはJR有壁駅があります。

鬼死骸グッズ

停留所内には鬼死骸グッズの案内がありました。

グッズは近くにある真柴市民センター(一関市真柴川戸3−1)購入することができます。

お土産にステッカーと木製コースターを購入しました。

鬼死骸停留所周辺の駐車場

鬼死骸停留所周辺駐停車禁止です。80メートル先無料の駐車場がありました。

鬼死骸停留所情報

  • 住所:岩手県一関市真柴字祈祷33
  • アクセス:JR一ノ関駅より車で5分

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