武蔵の国のお伊勢さま:所澤神明社(ところざわしんめいしゃ)
由緒
日本武尊がこの地で休憩をした際、
天照大御神をお祀りして祈りを捧げたという伝説にちなんで、
創建されたといわれています。
文政九年(1826年)に起こった火災により、記録等が焼失した為、
詳細は不明という事です。
明治四十四年(1911年)に日本最初の飛行場として開設された所沢飛行場において、
初飛行のパイロットとなった徳川好敏が前日に正式参拝したことから、
飛行機と空の安全祈願に訪れる関係者も多いようです。
社殿
現在の拝殿は昭和九年(1934年)に総檜造りで造営されました。
明治四十四年(1911年)に、
日本最初の飛行場として開設された所沢飛行場において、
初飛行のパイロットとなった徳川好敏大尉が、正式参拝をしたところから、
飛行機と空の安全祈願の為に訪れる参拝者も多いようです。
県道6号線側社標と大ケヤキ
大ケヤキは樹齢約二百年といわれており、高さは約二十メートルだそうです。
階段の高さを見ても、神社が高台にあることがわかります。
拝殿正面側の入口からの鳥居
道路側からは階段を二つ上がったところが拝殿正面となります。
鳥船神社
御祭神の鳥之石楠船神(とりのいわくすふねのかみ)は、
伊邪那岐神(いざなぎのかみ)と伊邪那美神(いざなみのかみ)の御子神で、
天鳥船神とも呼ばれています。船のお姿をしているそうです。
近代以降は航空の神として崇敬されるようになりました。
所沢に我が国初の飛行場が作られ、
徳川好敏大尉による初飛行が成功した明治四十四年から百年を記念して、
平成二十三年十月に創建されました。
摂社
稲荷社
摂社の稲荷社の御祭神は、
倉稲魂命ではなく、豊受毘売神(とようけひめのかみ)が奉祀されています。
所澤招魂社
蔵殿神社
地主神とも伝えられています。
人形殿
毎年六月第一日曜日に人形供養祭が執り行われています。
手水舎
色とりどりの花が浮かべられています。
富士講記念碑
所澤神明社のご朱印
平成二十六年拝受:ご朱印
平成三十年拝受:ご朱印
令和四年拝受:ご朱印
平成三十年拝受:鳥船神社ご朱印
令和四年拝受:鳥船神社ご朱印
季節によって頂くスタンプが異なります
今回頂いたご朱印のスタンプは、大正五年に所沢~大阪間の長距離飛行に成功した、
『飛行船 雄飛号』でした。
神社情報
- 住所:埼玉県所沢市宮本町1-2-4
- アクセス:西武新宿線航空公園駅西口より徒歩8分
- HP:https://www.shinmeisha.or.jp/
所澤神明社周辺
航空公園駅前のYS-11(戦後初の国産旅客機)
戦後初の国産旅客機『YS-11』は、航空公園駅前に展示されています。
所沢は日本の航空発祥の地としても有名です。
近くには『所沢航空記念公園』などもあります。
『百番観世音菩薩』の石柱
神社の近くにかつてあった住宅展示場の跡地に、
『百番観世音菩薩』と書かれた石柱が建っていました。
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