Contents
源頼朝再起の地:鋸南町竜島:源頼朝上陸地
鎌倉幕府初代将軍・源頼朝ゆかりの地
石橋山の戦い(現・神奈川県小田原市)
現在の神奈川県小田原市にある石橋山古戦場は、
かつて平家打倒の挙兵をした源頼朝が石橋山で300余騎を従え、
平家方の大庭景親(おおばかげちか)の軍勢3,000余騎と、
後方に伊東祐親の300余騎と戦いましたが、破れた地でした。
頼朝は箱根山中に逃れた後、真鶴から海路安房国(千葉県)へ向かいました。
頼朝一行が上陸した場所が、
現在の千葉県安房郡鋸南町(きょうなんちょう)といわれています。
源頼朝上陸地の碑
当時房総には、下総の千葉常胤、上総の上総広常、安房の安西景益・丸信俊ら、
源氏恩顧の豪族が多く、内房沿岸は対岸の三浦半島の三浦氏の勢力範囲でもあるため、
頼朝が再起に選んだ場所とも考えられています。
房総一の勢力を持つ上総広常のもとに向かうべく、
外房の長狭(ながさ)(鴨川市)へ進んだ頼朝一行は、
平家に味方する地元の豪族の長狭常伴の襲撃を撃破し、
安西景益の館(南房総市池ノ内)へ入りました。
竜ケ崎堤防
堤防には釣り人が多くいました。
勝山海水浴場
源頼朝上陸地の碑のそばには勝山海水浴場があります。
夏には海水浴客で賑わうそうです。
浮島(うきしま)
奥にある大きな島は浮島(うきしま)です。東京湾に浮かぶ無人島のようです。
源頼朝上陸地の碑情報
- 住所:千葉県安房郡鋸南町竜島165-1
- アクセス:JR内房線安房勝山駅徒歩約10分
- HP:https://www.town.kyonan.chiba.jp/soshiki/19/2498.html
ご覧頂きましてありがとうございます。
清和源氏の嫡流である河内源氏の源義朝の三男として生まれました。
義朝が平治の乱で敗れると伊豆に流されましたが、
北条政子との婚姻を期に、平家打倒に挙兵しました。
その後鎌倉幕府初代将軍となりました。
これにより東国に独立した武家政権が開かれました。
建久九年(1198年)に相模川の橋供養の帰りに体調不良からの落馬が原因で、
五十二歳で亡くなりました。