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落語『芝浜』の舞台:御穂鹿嶋神社
由緒
平成十七年(2005年)に本芝地区(芝四丁目)の鎮守であった御穂神社と鹿嶋神社を合祀し、
新社殿に奉斎されました。
駿河国三保から移り住んだ漁師たちが、
故郷の氏神である御穂神社を勧請し創建されたという説もあります。
鹿嶋神社は、寛永年間(1624年~1644年)に創祀されました。
ある時、沖のほうより祠や御幣が流れ着きましたが、
海上を漂ってきたにも関わらず、ひとつも濡れていませんでした。
村人たちは祠を海辺に安置しました。
後にそれが鹿島神宮の境内に祀られていたことが分かり、
元の場所に戻されましたが、再び同じ場所に流れつき、
『この浦に鎮まり坐すべし』との御託宣があり、
この地に祀られるようになりました。
社殿
新社殿は平成十八年(2006年)に鹿嶋神社の旧社殿の地に建てられました。
芝浜囃子の碑
寄席文字を復興させた、元落語家橘右近による芝浜囃子の碑です。
狛犬
力石
西郷隆盛・勝海舟会見の地(薩摩藩蔵屋敷跡)
新政府軍による江戸城総攻撃前に、
新政府側の西郷隆盛と幕府側の勝海舟の会談の地である薩摩藩蔵屋敷跡は、
今は三菱自動車工業の本社ビルとなっています。
御穂鹿嶋神社のご朱印
平成二十六年拝受:御穂鹿嶋神社:ご朱印
令和五年:御穂神社:ご朱印
令和五年:鹿嶋神社:ご朱印
神社情報
- 住所:東京都港区芝4-15-1
- アクセス:JR田町駅徒歩5分
都営三田線・浅草線三田駅徒歩1分
ご覧頂きましてありがとうございます。
御穂神社は後醍醐天皇の側近であった、
万里小路藤房(までのこうじ ふじふさ)を祀っております。
藤房は芝浦に庵を結び、村人を教え暮らしておりました。
藤房の死後、村人がその徳を慕い、庵の跡に社を建て、祀られたといわれています。