万葉の古社:放生津八幡宮(ほうじょうづはちまんぐう)
由緒
天平十八年(746年)に越中の国司であり、
歌人としても有名な大伴家持が、
奈呉の浦の勝景を愛し、宇佐八幡神を勧請して、
奈呉八幡宮と称したのが始まりと言われています。
鳥居と社標
社殿
現在の社殿は文久三年(1863年)に竣工したものです。
前田利長の篤い信仰もあり、八幡宮の額も奉納しました。
放生津は北前船の交易でも栄えた港町です。
船主ら商人からも篤く信仰されました。
周囲は松で囲われていますが、新湊漁港にも近く、
家持が愛した景色が偲ばれます。
あゆの風いたく吹くらし奈呉の海人の釣する小舟こぎ隠る見ゆ
大伴家持
(万葉集巻十七、四〇一七)
放生津八幡宮のご朱印
放生津八幡宮:ご朱印
神社情報
- 住所:富山県射水市八幡町2-2-27
- アクセス:万葉線東新湊駅から徒歩で約10分
- HP:https://www.houjyoudu.com/
ご覧頂きありがとうございます。