石川県金沢市：藩校明倫堂鎮守社：金澤神社のご朱印

平成二年に老朽化で取り壊されましたが、平成五年に復刻竣工されました。

本殿は神社創建時に建築されました。
平成十六年に国の登録有形文化財に登録されました。

鳥居をくぐった先には『金沢』の地名の語源となった、
金城霊沢(きんじょうれいたく)があります。

芋掘藤五郎(いもほりとうごろう)がこの泉で砂金を洗い、
『金洗沢(かねあらいのさわ)』と呼ばれていました。

昭和六十年(1985年)に御山神輿が創設されました。

文禄元年(1592年)に前田利長は戸室山から石を切り出し、
金沢城までの約三里(12㎞)の道のりを数百人の人夫を使い、
石を曳いて石垣を築きました。当時を再現した大石曳きが行われています。

手水舎の水は金城霊沢と同じ水源の、
境内の井戸より二十四時間くみあげられているそうです。

日本百名水として知られる富山県上市町の『穴の谷の霊水』と似かよった成分で、
水質試験で飲料水に適している検査を受けているそうです。

全国の奇石を集めて、鳳凰が舞い降りる姿に造られていたそうです。

板屋神社は寛永八年(1631年)に犀川上流から金沢城内に辰巳用水を導水した、
板屋兵四郎の徳を偲び建立されました。

御本社は辰巳用水取り入口を見下ろす金沢市上辰巳町の丘上に鎮座されています。

十三代藩主の前田斉泰公が奉斎され、
春秋の例祭には一般の婦女子の参拝も許されたそうです。

明治時代に東京の前田邸に移されましたが、崇敬する旧藩士などの懇請により、
再びこの地に祀られたそうです。

放生池の先には、平成二十年に前田家鎌倉邸より、
稲荷社御分霊とともに移築奉納された鳥居があります。
前田家に慶事があるごとに奉納された縁起の良い鳥居だそうです。

北条時敬は金沢が生んだ偉大な教育家で、
第四高等学校・広島高師・東北大学・学習院の長を歴任し、
宮中顧問官・貴族院議員となります。

『金』の部分に金粉が使われていました。
またご朱印と合わせて栞も頂きました。

辰巳用水は寛永八年(1631年)の金沢城の一部焼失を機に、
城及び城下町の防火と城内の水を確保する為、翌年から開削工事が始められたそうです。

板屋兵四郎が総責任者となり、約一年の突貫工事で概容が造られました。
日本最古のサイフォン管路を備えた用水だそうです。