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植物博士牧野富太郎博士邸宅の跡地:練馬区立牧野記念庭園
西武池袋線大泉学園駅南口から徒歩約5分の場所に、
2023年朝の連続テレビ小説『らんまん』のモデルとなった、
牧野富太郎博士の邸宅跡の公園があります。

大泉学園駅に向かう途中の電車は、
映画『ハリー・ポッター』のラッピングトレインでした。
『練馬区立牧野記念庭園』案内看板(西武池袋線大泉学園駅)

2023年朝の連続テレビ小説『らんまん』の放送を記念して、
西武池袋線大泉学園駅には案内の看板がありました。
書店でも『牧野富太郎フェア』が開催されていました。


西武池袋線大泉学園駅南口より約五分程歩きますと、
『牧野庭園前』の交差点に着きます。

植物博士・牧野富太郎博士

庭園には牧野富太郎博士の胸像がありました。

牧野記念庭園入口


庭園

庭園には牧野博士自身が植え、命名した所縁の植物が多く残っています。

庭園内の記念館には著作や愛用品、標本等が展示され、
鞘堂には実際に博士が研究活動を行っていた書斎と書室の一部が保存されています。

ねりまの名木:センダイヤザクラ

牧野富太郎博士が高知市の仙台屋の前で発見し命名したものです。

ねりまの名木:ヘラノキ

区内では珍しい樹種であることから指定されたようです。

スエコザサと歌碑

博士は昭和二年に仙台で発見されたササの新種に「スエコザサ」と名付け、
夫人の名を永久に世界に残しました。翌年他界した夫人のために二句詠んでいます。

庭園のマツ三種

歌碑

記念館

記念館には博士の遺品や関連資料が展示されています。
博士の邸宅の跡地に建てられました。平成二十二年八月にリニューアルオープンしました。
書屋展示室

鞘堂に守られた内部に、博士の書斎と書庫の一部が保存されています。
令和五年春「博士の研究への情熱の詰まった空間」として再現された書屋が公開されました。
繇條書屋(ようじょうしょおく)

『繇條書屋(ようじょうしょおく)』の扁額は、尊敬していた植物学者の伊藤圭介先生に、
若い頃の博士が書いてもらうように頼んだものです。

練馬区立牧野記念庭園情報
- 住所:東京都練馬区東大泉6-34-4
- アクセス:西武池袋線大泉学園駅徒歩約5分
- HP:https://www.makinoteien.jp/
谷中天王寺:牧野富太郎博士墓所

谷中にある天王寺の墓地には、牧野富太郎博士の墓所がありました。

ご覧頂きましてありがとうございます。
日本の植物分類学の父とされる牧野博士は、
文久二年(1862年)に現在の高知県に生まれました。
植物の知識はほぼ独学で身に付け、
明治十七年(1884年)に東京大学理学部植物学教室に出入りするようになりました。
日本の植物相を解明しようと『日本植物志図篇』や『大日本植物志』などを出版しました。
博士の代表作は『牧野日本植物図鑑』で、現在まで改訂を重ねています。
大泉には大正十五年(1926年)に居を構え、
昭和三十二年(1957年)に満九十四歳で亡くなりました。