福島県白河市:御祭神・松平定信(白河楽翁):南湖神社のご朱印

渋沢栄一が創建に尽力:南湖神社(なんこじんじゃ)

御祭神:松平定信(まつだいらさだのぶ)

松平定信

松平定信陸奥国白河藩第三代藩主で、江戸幕府八代将軍徳川吉宗です。
御三卿田安宗武七男として生まれました。
天明の飢饉では白河藩から餓死者を出さなかったといわれ、その手腕が評価され、
十一代将軍徳川家斉のもとで老中として寛政の改革を行い、
幕政の立て直しに尽力しました。
文政十二年(1829年)七十二歳亡くなりました。
墓地霊巖寺(東京都江東区)にあります。

由緒

後に初代宮司となる中目瑞男呼びかけで、地元市民松平定信を崇敬する人々や、
実業家渋沢栄一の支援もあり、大正十一年(1922年)竣工しました。

渋沢栄一は、松平定信寛政の改革の際に創設した七分積金恩恵を受けたこと、
吉祥院歓喜天願文に記された執政就任に対する覚悟を知り
定信を敬愛するようになりました。

神社名『南湖』は、士民共楽の地という理念のもと、
松平定信により享和元年(1801年)築造されました。
南湖身分の垣根を設けずいつでも誰でも訪れることができました。

鳥居の先に南湖があります。

鳥居

社殿

御鎮座百年記念事業で、屋根の銅板などの葺替工事が行われました。

参道と社殿

南湖稲荷神社

松風亭蘿月庵(しょうふうていらげつあん)

白河藩士・三輪権右衛門建て松平定信も好んだとされる茅葺の茶室です。
蘿月(らげつ)とは、ツタの葉の間から見える月のことです。

南湖神社のご朱印

南湖神社のご朱印

春季限定ご朱印

神社情報

  • 住所:福島県白河市菅生館2
  • アクセス:東北自動車道白河中央インターより車で約10分
         東北新幹線新白河駅・東北本線白河駅下車市内循環バス「こみねっと」約10分
  • HP:http://nankojinja.server-shared.com/index.html

東北新幹線・東北本線新白河駅

松尾芭蕉像

白河の地松尾芭蕉「奥の細道」にも出てきます。
新白河駅東口には松尾芭蕉像が建っていました。

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