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日本三大東照宮:日光東照宮奥宮
日光東照宮奥宮
奥宮は御祭神徳川家康の墓所となります。
東回廊の潜門(くぐりもん)、坂下門と二つの門を通ると奥宮への参道となります。
国指定重要文化財:東回廊の潜門(くぐりもん)と眠猫(ねむりねこ)
左甚五郎作で有名な眠猫(ねむりねこ)があります。
眠猫の裏側には竹林に遊ぶ二羽の雀の彫刻が施されています。
眠猫の彫刻の上には牡丹があります。
日の光を浴びた牡丹の下で子猫が眠り、
雀が戯れる様子から強者と弱者が共存共栄する平和な世の中が表現されています。
国指定重要文化財:坂下門
奥社へ通じる門です。江戸時代は奥社へは将軍家のみ参拝しました。
長寿を表す菊の彫刻が施されています。
奥社への参道
廻廊から奥社までの石段は二百七段あります。
奥社参道階段から見た拝殿です。
国指定重要文化財:奥社鳥居と銅神庫・石狛犬
現在の奥社鳥居は慶安三年(1650年)に銅製の鳥居となりました。
奥社銅神庫は承応三年(1654年)に建造されました。
朝廷から贈られた家康の最も重要な宝物が収蔵されていました。
松平正綱と秋元泰朝より寄進された石狛犬です。
国指定重要文化財:奥社拝殿
奥社拝殿は宝塔に参拝する為の社殿です。
将軍のみ昇殿参拝が許されていました。
国指定重要文化財:奥社唐門(鋳抜門)
慶安三年(1650年)に椎名伊豫(しいないよ)の作で、
唐銅製(金・銀・銅の合金)で建造されました。
鋳抜門(いぬきもん)とは扉以外の柱や梁などが一つの鋳型で作られている門のことです。
奥社唐門(平成二十八年参拝時)
平成二十八年参拝時は唐門の看板が筆書きでした。
国指定重要文化財:奥社宝塔(御墓所)
徳川家康の墓所となります。
かつての石造の宝塔が天和三年(1683年)の地震で破損した為、
椎名伊豫が製作した現在の唐銅製に造り替えられました。
叶杉(かなえすぎ)
奥社境内にある御神木です。洞に触ると願い事が叶うとされています。
日光東照宮奥宮のご朱印
日光東照宮奥宮:ご朱印
日光東照宮境内にある旧奥社唐門・鳥居(全て国指定重要文化財)
旧奥社鳥居
二荒山神社への参道沿いにかつての奥社唐門・鳥居が鎮座されていました。
石造の旧鳥居と旧唐門は慶安年中に銅製に建て替えられた際、
奥社西側の山中に埋められましたが、
昭和四十二年(1967年)に発掘され、ここに復元されました。
旧奥社唐門
奥社の建物は度々の地震の被害などで、
木造から石造、現在の銅製などに建て替えられています。
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