神奈川県伊勢原市:関東三十六不動霊場第一番札所:大山寺のご朱印

大山不動尊:大山寺(おおやまでら)

大山寺までの道のり

小田急小田原線伊勢原駅下車し、大山ケーブル行きバス乗車し、
終点からはこま参道を歩き、大山ケーブル駅よりケーブルカーに乗りました。

大山寺駅下車しました。終点阿夫利神社駅には大山阿夫利神社があります。

大山寺駅からは参道を歩きます。

らくらく参道正面参道のどちらからも、本堂へ向かう事が出来ます。

関東三十六不動霊場

関東三十六不動霊場

関東三十六不動霊場は、不動明王をお祀りする寺院を巡るものです。
昭和六十二年(1987年)開創されました。
三十六ケ所の札所は、不動明王眷属(けんぞく)である、
三十六童子お護りする尊像巡拝の御本尊としたことから定まったものです。
不動尊への信仰は古くから関東地方の南部で篤いため、
我が国最大の不動尊の霊域ということができます。

霊場専用の納経帖巡拝しました。

丹沢(たんざわ)三山めぐり

丹沢三山めぐり

丹沢山系「大山」「日向山」「飯山」寺院を巡ります。

日向山:日本三薬師:日向薬師宝城坊:神奈川県伊勢原市
飯山:坂東第六番札所:飯山観音:長谷寺(ちょうこくじ):神奈川県厚木市
大山:炎の寺:あぶりさん:大山寺:神奈川県伊勢原市

由緒

天平勝宝七年(755年)奈良東大寺別当良弁僧正(ろうべんそうじょう)開創し、
聖武天皇の勅願寺となりました。
元慶三年(879年)大火に見舞われ、仏像僧坊ほとんどが焼失しましたが、
元慶八年(884年)には僧・安然(あんねん)によって再興されました。

文永年間(1264年~1275年)一時荒廃しますが、
これを嘆いた鎌倉胡桃谷大楽寺願行上人は、鉄造の不動明王大像を鋳造して、
大山寺に安置しました。鉄造の不動明王国の重要文化財指定されています。

江戸時代大山詣りの流行によって、関東一円の信仰を集め、隆盛を極めました。
明治初期神仏分離により、大山阿夫利神社離れ大山寺現在の地へ移りました。

正面参道

正面参道の階段を登ると本堂があります。

正面参道前からの道

前不動堂龍神堂は、大山寺駅からは正面参道を過ぎて一旦下へ降ります。

前不動堂

安政火災後に、現在の大山ケーブル駅にあったものが移築されました。
本堂には前不動にあった木造不動明王二童子立像安置されています。
現在は前不動堂には仏像は祀られていないそうです。

龍神堂

元は二重瀧にあり、寛永十八年(1461年)江戸幕府三代将軍徳川家光寄進により、
再建されました。八大龍王と呼び、大山の守護神にして、雨乞いの本尊です。

大山唯一の朱塗りの建物で、安政の大火焼失を免れ現在の場所へ移築されました。
大山最古のお堂となります。

本堂

本堂明治初年廃仏毀釈によって破壊されたましたが、
明治十八年(1885年)全国の信者の寄進によって再建されました。

御本尊『鉄造不動明王』です。二童子像とともに国の重要文化財指定されています。

大師堂

弘法大師堂は、明治四十年東京浅草の不動講本浅睦会発願によって、
本堂左側に建立されましたが、大正三年宝篋印塔が再建される際、
その前年本堂右側に移築されました。

宝篋印塔(ほうきょういんとう)

宝篋印塔寛政七年(1795年)旧大山寺境内建立されました。
大正三年現在の境内再建されました。関東大震災上部が倒壊しましたが、
大正十五年に復元されました。

鐘楼

現在の鐘楼昭和二十四年奉納されました。

俱利伽羅龍・俱利伽羅の滝

伯耆坊大天狗堂

開山千二百七十年記念事業(令和七年予定)として、
令和四年白アリ被害あった大天狗堂新築建立されています。

伯耆坊大天狗は、明治維新以前は、
山頂大山寺本宮石尊大権現両脇侍として奉安されていました。
明治六年頃現在地にお祀りされました。

大山寺駅から大山寺までの参道

東京大空襲被災者供養碑

東京大空襲『災難身代り』として、菊川橋橋材の一部奉納されていました。

菊川橋の改修の際に橋材の一部東京都から貰い受けたそうです。

大山寺のご朱印

大山寺御朱印帳

平成二十二年拝受:関東三十六不動霊場第一番札所・ご朱印

令和六年拝受:御本尊・ご朱印

令和六年拝受:十一面観音・ご朱印

令和六年拝受:丹沢三山めぐり・ご朱印

寺院情報

  • 住所:神奈川県伊勢原市大山724
  • アクセス:小田急小田原線伊勢原駅下車大山ケーブル行きバス乗車し終点下車
         大山ケーブル大山寺駅下車
  • HP:https://oyamadera.jp/

大山寺周辺

塚本みやげ店

昼食はこま参道の中にある「塚本みやげ店」で頂きました。

とろろそばを美味しく頂きました。

名物の「大山とうふ」自家製味噌をかけた味噌とうふも頂きました。美味でした。

ご覧頂きましてありがとうございます。