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幸多きおやしろ:幸稲荷神社(さいわいいなりじんじゃ)
東京タワーの氏神
近所にある東京タワーの氏神として、地鎮祭や塔体塗装工事の安全祈願祭を執り行っています。
東京タワー大展望台に鎮座するタワー大神宮の勧請も幸稲荷神社が執り行いました。
鳥居越しに東京タワーが見えます。
由緒
応永元年(1394年)に武蔵国豊島郡岸之村(現在の芝公園十号地)の鎮守として勧請されました。
社号ははじめ岸之稲荷と称せられましたが、氏子や信者に幸事が続出した為、
いつの頃からか幸稲荷神社と呼ばれるようになりました。
江戸初期の寛永年間に府内古社十三社に定められ、東京でも最も古い神社の一つだそうです。
社殿
扁額は『幸神社』と『瘡護(かさもり)神社』となっています。
社殿の背後には芝中学校・芝高等学校の校舎があります。
社宝:御祠石(みふくらいし)
増上寺観智国師に夢告があり、翌朝社頭に神拝の折、
この石に腰を掛け誓約の事あり、この石に水を注ぎ心願する時は、
いかなる熱病もたちまち癒えるといいます。
子どもの夜泣き等もただちに止むと言い伝えられています。
摂社
御祠石の横には茅野天満宮と松野天満宮が祀られています。
幸稲荷神社のご朱印
幸稲荷神社:ご朱印
『幸』印:ご朱印
『幸』の印が特徴的です。
瘡護神社:ご朱印
ご朱印案内
社務所では頂けるご朱印のご案内がありました。
書置きで頂く事が出来ます。
神社情報
- 住所:東京都港区芝公園3-5-27
- アクセス:東京メトロ日比谷線神谷町駅徒歩5分
- HP:http://saiwaijinja.or.jp/index.html
幸稲荷神社周辺
芝公園給水所
幸稲荷神社前にレンガ造りのレトロな建物がありました。
旧芝給水所の遺構となります。
信濃小諸藩主牧野遠江守康済(やすまさ)の屋敷跡に芝給水工場として、
明治二十九年(1896年)に竣工し、明治三十一年に給水を開始しました。
芝給水所正門
正門は明治三十一年に造られた淀橋浄水場に設置されていたものが、
昭和四十年に移設されました。
旧芝給水所の遺構
公開はされていませんでしたが、フェンス越しに遺構を見ることができました。
ご覧頂きましてありがとうございます。