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高ノ宮:高岡開祖・前田利長公を祀る唯一のお宮:高岡關野(関野:せきの)神社
由緒
高岡關野(関野)神社は、
關野神社(熊野社)、高岡神社(稲荷社)、加久彌(かくみ)神社(神明社)の三社が起源となります。
關野神社は天歴二年(948年)に射水郡熊野村蜜蔵寺(現在の水戸田)に祀る熊野権現を、
關野の御坂に遷座したのが起源です。慶長十四年(1609年)に前田利長公が高岡城築城の際、上関村(現在の神主町)へ遷座し、享保十一年(1726年)に社名を關野神社へと改称し、
文化三年(1806年)に現在地へ遷座しました。
高岡神社は、慶長十五年(1610年)に前田利長公が高岡城鎮護のために建立された、
稲荷社が起源です。慶長十九年(1614年)に利長公歿後に利長公を神霊として祀り、
文化三年(1806年)に現在地へ遷座し、明治十一年(1878年)に高岡神社と改称しました。
加久彌(かくみ)神社は、上関、下関、鴨島一帯を神領とする奈良時代創建の古社です。
発祥の地は現在の上関地内神主町で、文化三年(1806年)に現在地へ遷座し、
明治維新後に關野神社に合祀され、神明社へと改称しました。
大正八年(1919年)に高岡神社と關野神社が合祀して、高岡關野(関野)神社へと改称しました。
高岡關野(関野)神社は、文化三年(1806年)に現在地へ遷座されて以後、
俗に『高ノ宮』と呼ばれ、高岡の開祖前田利長公を奉祀する唯一のお宮となっています。

御車山(みくるまやま)

高岡御車山(みくるまやま)祭りとは、高岡關野(関野)神社の春季例大祭で、
毎年五月一日に開催されます。境内には高岡御車山の収蔵庫がありました。

高岡御車山は、天正十六年(1588年)に、
豊臣秀吉が後陽成天皇を聚楽第に迎えるにあたり使用した御所車を前田利家が拝領し、
慶長十四年(1609年)に前田利長により町民に与えられたのが始まりです。

社務所には平成二十年(2008年)の春季例大祭を最後に引退した車輪が飾られていました。
鳥居

赤の鳥居

高の宮通りに面した場所には朱色の鳥居があります
社殿

社殿には見事な鳥の彫刻が施されていました。

加賀藩前田家十六代当主の前田利為(としなり)による揮毫の扁額がありました。
前田利為は侯爵であり、東京駒場の前田侯爵邸や、
前田侯爵家鎌倉別荘(現・鎌倉文学館)を所有していたことでも有名です。

白梅と願掛け撫で牛

高岡關野(関野)神社では、開町の祖の前田利長公の祖先にあたる、
菅原道真公の御分霊が合祀されています。

睦の庭

御祭神の伊弉冉命(いざなみのみこと)の故事を謹み、敬い、設計されました。

大黒天

神馬

高岡關野(関野)神社のご朱印
平成二十七年拝受:ご朱印

令和四年拝受:ご朱印

令和四年拝受:越中万葉七福神・大黒天ご朱印

令和四年拝受:大国社・ご朱印

令和四年拝受:高岡御車山祭・ご朱印

神社情報
- 住所:富山県高岡市末広町9-43
- アクセス:あいの風とやま鉄道高岡駅徒歩約10分
- HP:https://www.takaokasekinojinjya.com/
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