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横浜中華街(ちゅうかがい)
横浜中華街:由緒
安政六年(1859年)7月1日に横浜港が開港されました。アメリカ・イギリス・フランスなど、
多くの商人が横浜を訪れ、外国人居住地として設けられた居留地に商館を開きました。
その際、日本人と漢字によって筆談で商談ができる中国人をともなって来ました。
中国人は日本人との茶や生糸の取引には不可欠な存在になりました。
中国人は居留地の一角に造成した地域に徐々に集まり住み、中華街を築いていきました。
明治三十二年(1899年)に居留地が撤廃された後は、
旧居留地外で料理店を営む華僑も増えてきました。
日本の中華街が他国のチャイナタウンとは違うのが、
来街者の95%が中国人では無いことです。現在は横浜の一大観光スポットとなっています。
朝陽門(ちょうようもん)
山下公園側にあります。みなとみらい線の元町・中華街駅から中華街へ向かうと、
入口に当たります。高さ13.5メートル、幅12メートルで中華街最大の門です。
平成十五年(2003年)に落成しました。
関帝廟(かんていびょう)
三国志の英雄である関羽(かんう)が祀られています。
文久元年(1862年)に関羽の木像を祀る小さな祠が建立されました。
その後関東大震災や太平洋戦争、火災などで焼失し、現在は四代目になります。
現在では『商売の神様』としても信仰されているようです。
関帝廟と中華会館の遺構
関帝廟のそばには、過去の工事で出土した、
130年前の関帝廟と中華会館の遺構が展示されています。
関帝廟情報
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町140
- アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅徒歩約5分・JR石川町駅中華街口徒歩約6分
- HP:https://yokohama-kanteibyo.com/
橫濱媽祖廟(まそびょう)
媽祖(まそ)は北宋時代に実在した福建省の林氏の娘であり、神通力を使い各地の禍を退け、
病を癒していました。護国救民の神として祀られています。
平成十八年(2006年)に横浜開港150周年を記念して落慶されました。
明治時代の清国領事館の跡地である山下町公園に隣接しています。
横浜媽祖廟情報
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町136
- アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅徒歩約3分・JR石川町駅中華街口徒歩約10分
- HP:https://www.yokohama-masobyo.jp/
横濱天主堂跡
みなとみらい線元町・中華街駅の2番出口のそばにキリスト像が建っていました。
文久元年(1862年)に横浜居留地80番地(現・山下町80番地)において、
開国後最初のカトリック教会の聖堂の献堂式が行われました。
明治三十九年(1906年)に聖堂は現在の山下町44番地に移転し、
震災後再建されたのが、現在のカトリック山手教会です。
昭和三十七年(1962年)に天主堂創建100年を記念して碑が建てられました。
横濱天主堂跡情報
- 住所:神奈川県横浜市中区山下町80
- アクセス:みなとみらい線元町・中華街駅2番出口すぐ
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