神奈川県鎌倉市:鎌倉三十三観音霊場第三十二番札所:東慶寺のご朱印

幕府公認の縁切寺(えんきりでら):東慶寺(とうけいじ)

境内撮影禁止

山門から先境内は、令和四年八月時には撮影禁止となっておりました。

鎌倉三十三観音霊場

鎌倉三十三観音霊場

大正から昭和初期に設定されました。
江戸時代に成立した『鎌倉郡三十三箇所』を元にしたといわれています。

専用の御朱印帳はありませんので、第一番札所杉本寺無地の御朱印帳を購入し、
鎌倉三十三観音霊場専用としました。

山門

階段を上がると山門があります。

珍しい茅葺きの山門となっています。

由緒

弘安八年(1285年)鎌倉幕府九代執権北条貞時開基とし、
八代執権北条時宗夫人である覚山尼開山として建立されました。

後醍醐天皇皇女護良親王菩提を弔う為に五世住職となり、
御所寺、松ヶ丘御所と呼ばれ、格式の高い尼寺になりました。

江戸時代には大坂夏の陣の翌年の元和二年(1616年)に、
豊臣秀頼娘・天秀尼千姫養女として東慶寺に入り、
後に二十世住持になりました。

東慶寺文学にゆかりの深い寺で、文学碑文人の墓が多いことで知られています。

幕府公認の縁切寺(えんきりでら)

群馬県にある満徳寺とともに江戸幕府寺社奉行承認する縁切寺としても知られます。
夫側からの離縁状が必要であった江戸時代において、
女性から離婚に関する家庭裁判所の役割を果たしていました。

妻側からの離婚請求を受け付けて妻を保護して、
離婚調停を行う特権を公式に認められていました。

明治三年(1870年)十二月まで縁切寺制度が続きます。
その後明治六年(1873年)には女性からの離婚請求権認められるようになります。

東慶寺のご朱印

平成十三年拝受:鎌倉三十三観音霊場第三十二番札所:ご朱印

令和四年拝受:鎌倉三十三観音霊場第三十二番札所:ご朱印

境内の松岡宝蔵で日付が空白の書き置きご朱印を頂きました。
自分で日付を入れました。

釈迦如来:ご朱印

境内の松岡宝蔵で日付が空白の書き置きご朱印を頂きました。
自分で日付を入れました。

寺院情報

  • 住所:神奈川県鎌倉市山ノ内1367
  • アクセス:JR北鎌倉駅徒歩4分
  • HP:https://tokeiji.com/

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