千葉県成田市:坂東三十三観音霊場第二十八番札所:龍正院のご朱印

滑河観音:龍正院(りゅうしょういん)

坂東三十三観音霊場

坂東三十三観音霊場

鎌倉幕府初代将軍源頼朝によって発願され、
三代将軍源実朝が西国霊場を模範として札所を制定しました。
札所鎌倉を出発点関東七県に点在し、全行程は1,300㎞です。
室町時代には『西国三十三観音霊場』『秩父三十四観音霊場』と合わせて、
『百観音巡礼』が行われるようになりました。

坂東三十三観音霊場ご朱印専用の御朱印帳に頂きました。

由緒

承和五年(838年)下総一帯冷害に見舞われた際、滑河城主小田将治が発願し、
慈覚大師円仁開山したと伝えられます。

小田将治観世音菩薩に祈願したところ、老僧が川から十一面観音像をすくいあげ、
『この淵より湧く乳水をなめよ』教え去りました。これが滑河地名の由来です。

国指定重要文化財:仁王門

茅葺屋根が特徴的な仁王門は、室町時代文亀年間(1501年~1504年)再建されました。

円柱ではなく、十六角形になっています。

本堂

本堂元禄十一年(1698年)完成したと伝わります。

銅造宝篋印塔

宝篋印塔享保三年江戸神田鍛冶町の住人の小幡内匠によって寄贈されました。

夫婦松と芭蕉句碑

芭蕉百回忌を記念して寛政五年(1793年)に作られた句碑とともに、
永く保護されてきたアカマツです。

寺務所入口

ご朱印は寺務所で頂きました。

龍正院のご朱印

平成十八年拝受:坂東三十三観音霊場第二十八番札所・ご朱印

寺院情報

龍正院周辺

東関東自動車道・酒々井(しすい)PA

龍正院へは東関東自動車道を利用しました。

『酒の井』伝説

東関東自動車道の酒々井PAには、酒々井(しすい)の地名の由来である、
「酒の井」伝説の井戸がありました。

親孝行の息子が父親に酒を飲ませるために一生懸命働き、
その思いが天に通じたか、孝行息子井戸から水をくむとお酒に変わったという伝説です。

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