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弥五郎新田総鎮守:西之宮稲荷神社(にしのみや)
富士塚(ふじづか)
由緒
天正二年(1574年)に京都の伏見稲荷大社の御分霊を勧請して、創建されました。
江戸時代の新田開発で、京極弥五郎によって開拓されたことから、
弥五郎新田と呼ばれていた五反野には、
『東の宮』『本田の宮』『西の宮』の三つの稲荷神社と、氷川神社がありました。
やがて明治初期以前に、氷川神社は本田の宮に合祀され、
明治三年(1870年)に東の宮は西の宮に合祀されました。
大正元年(1912年)に本田の宮があった地が、荒川放水路の開削にあたり、
河川敷として用地買収され、本田の宮も西の宮に合祀されました。
御祭神として『宇迦之御魂命』と『須佐之男命』が祀られている所以となります。
富士塚:五反野富士
『五反野富士』と呼ばれる富士塚は、大正九年(1920年)に築造されました。
毎年7月1日の山開きの日に登拝が可能になります。
社殿
昭和二十年(1945年)の空襲で社殿は焼失しましたが、
昭和三十年(1955年)に再建されました。
現在の社殿は平成十二年(2000年)に造営されました。
神楽殿
神楽殿は平成元年(1989年)に再建されました。
三社殿
『菅原道真公』と、『水波能売命(みずはのめのみこと):子授け・祈雨・止雨の神様』、
『武甕槌命(たけみかづちのみこと):勝負の神様』が祀られています。
五反野祭囃子
西之宮稲荷神社のご朱印
西之宮稲荷神社:ご朱印
山開きの日に訪問しましたが、時間が『9時~13時』のため、登拝はできませんでした。
ご朱印は社務所で頂きました。
神社情報
- 住所:東京都足立区足立3-28-16
- アクセス:東武伊勢崎線五反野駅徒歩約5分
- HP:https://nishinomiya.tokyo/
ご覧頂きましてありがとうございます。
富士信仰に基づいて、富士山に模して造られた山や塚のことです。
江戸時代に始まったもので、特に関東地方の神社に多く見られます。
既に存在する丘や古墳を転用して富士山に見立てたものや、
富士山の溶岩を積み上げたものがあります。
浅間神社の境内にあり、富士塚の山頂にも浅間神社奥宮が設けられています。