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白山神社大岩:湯本白山神社(はくさんじんじゃ)
令和五年十一月現在、無人の神社で、ご朱印の授与はされていないようです。
箱根湯本駅から徒歩約16分の場所にあります。三枚橋からは湯本の温泉街が見えます。
旧東海道沿い
早川に架かる三枚橋から、箱根関所まで15キロの道のりは旧東海道になります。
道中には「下宿の双体道祖神」が建っていました。
由緒
天平年間(729年~748年)に関東に疱瘡(ほうそう)が大流行した際、
加賀から来た加賀白山霊場の開祖泰澄から派遣された弟子・浄定が、
天平十年(738年)に箱根に白山権現社を建て、十一面観音を祀ったところ、
山から霊泉が湧き出し、病を治したという伝承があります。
白山神社は旧東海道沿いにあり、目の前には小田原北条氏の菩提寺の早雲寺があります。
鳥居
階段を登ると社殿が見えます。
社殿
箱根湯本エリアとは思えない静かで落ち着いた境内です。
花手水
綺麗な花が生けてありました。
白山のご神水
昔より境内に湧き出る白山のご神水と書かれていました。
白山神社大岩
金色の鳥居の先に「白山神社大岩」があります。
この大岩に菊理媛(くくりひめ)が降臨し、
この地域の無病息災・安寧秩序をお守りいただいたという伝承があります。
関東大震災や昭和五年の豆相地震でも微動たりせず、泰然自若した様から、
「商売」や「受験」、「勝負」等の神様として地域住民からは大切に守られています。
豊臣秀吉が小田原城攻めの折りに、この大岩を背に休息し、小田原方面を見やって、
『石垣山一夜城』築城の想を練ったともいわれています。
白山稲荷
神社情報
- 住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本431
- アクセス:小田急箱根湯本駅徒歩約16分
湯本白山神社周辺
箱根の湯・花紋
神社の隣には、豊臣秀吉の小田原城攻めにゆかりのある、
箱根の湯「花紋」がありました。
旅館の前には旧東海道が走っています。
ご覧頂きましてありがとうございます。