【史跡訪問】山梨県甲府市:旧睦沢(むつざわ)学校校舎:甲府市藤村(ふじむら)記念館

藤村紫朗(ふじむらしろう):甲府市藤村(ふじむら)記念館

令和六年訪問時:JR甲府駅

南口から見た甲府駅です。現在外観工事中でした。

『甲府(こうふ)』の地名の由来

甲府の街は、永正十六年(1519年)
武田信玄の父・信虎つつじガ崎の地に館を移し、周囲に家臣商人・職人を集住させて、
城下町を開創したことに始まります。

甲府の地名はこのときに創設された城下町『甲斐府中』短縮され、
『甲府』と呼ばれるようになりました。

藤村紫朗(ふじむらしろう)

藤村紫朗

肥後熊本藩士黒瀬家の二男に生まれ、明治六年(1873年)山梨県権令となりました。
以後十四年間山梨県政を担当しました。文明開化の諸政策に取り組み、
甲府市街の整備に着手し、『藤村式建築』と呼ばれる擬洋風建築推奨しました。

国指定重要文化財:旧睦沢学校校舎

JR甲府駅北口にあるレトロな建物は「甲府市藤村記念館」です。

由緒

睦沢学校は、明治八年(1875年)現在の甲斐市亀沢(旧睦沢村)に建てられました。
昭和三十二年(1957年)まで学校の校舎昭和三十六年まで睦沢公民館として利用され、
老朽化により取り壊される寸前で、昭和四十一年武田神社境内移築復元し、
藤村記念館として甲府市に寄贈されました。

平成二十二年甲府駅北口広場で進められていた移築復元修理工事が完了し、
市民や観光客の交流ガイダンス施設として開館されました。

1階資料展示コーナー

1階藤村紫朗関係の資料展示コーナーになっています。

2階小学校教室(再現)

当時の小学校教室が再現されていました。

ベランダからは甲府駅北口広場が見えます。

藤村記念館情報

  • 住所:山梨県甲府市北口2-2-1
  • アクセス:JR甲府駅北口すぐ

藤村記念館周辺

駅前そば丸政

甲府駅北口にある駅前そば丸政山菜そばと山賊揚げを頂きました。

丸政そば昭和三十一年小淵沢駅中央線ホーム「観音そば」として創業されました。
山梨県内に複数店舗あるようです。美味しく頂きました。

伝統工芸:甲州だるま

「甲州だるま」約四百年の伝統があり、武田信玄の顔を模して作られたそうです。
甲府駅南口にある甲府市観光案内所に展示されていました。

甲府市観光案内所では、甲州街道御宿場印武将印も販売されていました。

ご覧頂きましてありがとうございます。