三井グループの守り神:三囲神社(みめぐりじんじゃ)
隅田川七福神めぐり
隅田川七福神めぐり公式HP:https://www.sumidagawashichifukujin.com/
向島百花園・向島長命寺・白髭神社は1月1日~7日までの期間内に、
七福神めぐりのご朱印を頂けます。
隅田川七福神めぐり:恵比寿神・大国神
1月1日~7日の七福神の期間中は御開帳されていました。
恵比寿神・大国神は越後屋(現・三越)に祀られていたものだそうです。
由緒
創立年代は不詳ですが、近江国の三井寺の僧・源慶が、
ここにあった祠の謂れを聞き、
社檀の改築をしようと祠を掘った時、壺が出土しました。
壺の中には右手に宝珠、左手に稲を持ち、白狐にまたがった老爺の神像がありました。
この時現れた白狐が、神像の回りを三回回って死んだ(去った)という故事から、
三囲(みめぐり)の名の由来となったそうです。
元禄六年(1693年)の干ばつの際、偶然俳人の其角(きかく)が当地に来て、
『遊(ゆ)ふた地や 田(た)を見めくりの 神(かみ)ならは』と詠みあげると、
翌日雨が降ったそうです。
この故事から、神社の名が有名となり、三井の前身の越後屋が江戸に進出した際、
守護神として本支店に分霊を奉祀しました。
鳥居
社殿
三囲神社の『囲』という文字に三井の『井』の字が入っているため、
『三井を守る』と考えられた為、守護社となりました。
現在も三囲会が結成され、年に四回祭典が催されています。
三囲(みめぐり)のライオン像
平成二十一年に閉店した三越池袋店のライオン像が奉納されています。
銅壺の台石
客に出す茶の湯を沸かす銅壺(どうこ)の台石に、
三越の商標が彫られています。
三囲(みめぐり)のコンコンさん
享和二年(1802年)に奉納されました。
顕名(あきな)霊社
三井家先祖が祀られています。明治七年に建てられ、平成六年に移築されました。
最古の紀年銘
伊賀上野城主の藤堂高睦(たかちか)が、宝永三年(1707年)に奉納しました。
神社で最も古い年代を示す石造物です。
歌川国芳顕彰碑
歌川国芳は幕末を代表する浮世絵師です。
この碑は、文久元年(1861年)に没した国芳の十三回忌にあたる、
明治六年(1873年)に建立されました。
三囲神社のご朱印
平成二十四年拝受:ご朱印
令和三年拝受:ご朱印
ライオン像の印が押されていました。
令和六年拝受:ご朱印
令和三年拝受:隅田川七福神めぐり:恵比須神・大黒天:ご朱印
令和六年拝受:隅田川七福神めぐり:恵比須神・大黒天:ご朱印
神社情報
- 住所:東京都墨田区向島2-5-17
- アクセス:都営浅草線本所吾妻橋駅徒歩10分
ご覧頂きましてありがとうございます。
隅田川七福神は、向島百花園の園主である佐原鞠塢(さはらきくう)や向島百花園に集う、
江戸後期の文人たちによって選ばれました。庶民の間に流行させたのは、
明治三十一年(1898年)頃に結成された隅田川七福会でした。
明治三十二年(1899年)に七福会によって、
途絶えていた隅田川七福神参りが再開されました。
布袋尊:弘福寺(ぐふくじ)
弁財天:向島長命寺(ちょうめいじ)
福禄寿尊:向島百花園
毘沙門天:墨田多聞寺
寿老人:白髭神社(しらひげじんじゃ)
恵比寿神・大国神:三囲神社(みめぐりじんじゃ)