【史跡訪問】神奈川県横須賀市:三浦大介義明ゆかりの地:腹切り松公園

腹切松(はらきりまつ):腹切り松公園

三浦大介義明(よしあき)

三浦大介義明

三浦一族桓武平氏平良文としています。
相模国三浦郡衣笠城拠点とし、子に和田氏の祖である杉本義宗三浦義澄などがいます。
治承四年(1180年)源頼朝の挙兵に合流するため8月22日三浦を出発しました。
途中由比ヶ浜平家方畠山重忠襲われるが、これを退け、三浦に帰りました。
26日に再び畠山重忠襲われ衣笠城で防戦し、衣笠城合戦となり、
三浦義澄らは城を脱出しますが、老齢の義明ひとり残り討ち死にしました。
享年八十九でした。

由緒

衣笠城合戦に敗れ、衣笠城と運命を共にした三浦大介義明ですが、
言い伝えによると、城から逃れ、このあたりの松の木の下切腹したといわれています。

かつてここに一樹の古松があって、里人は『大介腹切の松』と称し、大切にしてきました。
現在は腹切り松公園として開放されています。

腹切り松

現在は樹齢約四十年二代目の松になっているそうです。

松のそばには石碑が建っています。

腹切り松公園全景

住宅街の中にある静かな公園です。

腹切り松公園情報

  • 住所:神奈川県横須賀市大矢部5-18-5
  • アクセス:JR衣笠駅下車徒歩8分衣笠十字路バス停乗車
         YRP野比駅行大矢部三丁目バス停下車徒歩約2分

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