身延山(みのぶさん)久遠寺(くおんじ)奥之院思親閣(ししんかく)
身延山久遠寺や御廟所も訪問しました。
ロープウェイ久遠寺駅

身延山久遠寺の本堂後ろ側にある身延山ロープウェイの久遠寺駅から、
山頂駅にある奥之院思親閣(ししんかく)に向かいます。

身延山ロープウェイ山頂駅からの眺め

富士山がきれいに見えました。

富士川も見ることができます。

由緒
奥之院思親閣は身延山の山頂(標高1153メートル)にあります。
日蓮聖人は望郷の念おさえがたく、折にふれては身延山の山頂より、
故郷の安房の両親と師の道善坊を追慕しました。
今は親を思うお堂、思親閣と呼ばれています。

加賀藩主前田利家の側室・寿福院の外護により堂宇が建立されました。

開基堂

仁王門

六浦平次郎の建立です。天和年間、日脱上人の時代に、
久遠寺本堂前の仁王門を移転しました。

仁王像は運慶作と伝えられます。

祖師堂

日蓮聖人お手植杉
日蓮聖人の父・妙日、母・妙蓮、御師・道善坊の追善のため、
日蓮聖人が植えられたものと伝えられます。

左:奥之院御手植杉(御父妙日尊儀菩提の杉)・右:御母妙蓮尊尼菩提の杉


左:奥之院御手植杉(御師範道善房報恩の杉)・右:立正安国祈念の杉


元政理髪塚

元政上人は元和九年(1623年)に毛利輝元の家臣であった石井元好の五男として、
京都一条に生まれました。
二十六歳のとに京都の妙顕寺・僧都院日豊上人の弟子となって出家しました。
詩歌の才能に優れ、身延詣での紀行文「身延道の紀」は時の天皇上覧に供しました。

万治二年八月に父の遺骨を奉じ、七十九歳の母のお供をして身延山に参詣し、
祖師日蓮大聖人の大孝の霊跡を慕って思親閣に登り、
父の遺骨と自分の剃り髪を埋めました。
常護堂

日蓮聖人が身延山山頂まで登った際、度々神々しい姿をした霊狐が、
身延山中の道なき道を一行を導くように現れました。

日蓮聖人は、霊狐を道中の御守護を頂いた常護菩薩として感徳されました。
釈迦像

昭和四十五年に奉納されました。
日蓮聖人立像

日蓮聖人が身延山山頂より房州小湊のご両親、師の道善坊を追慕する姿です。
日蓮聖人のお言葉石碑

身延山久遠寺奥之院のご朱印
令和四年拝受:ご朱印

令和四年拝受:限定ご朱印

寺院情報
- 住所:山梨県南巨摩郡身延町身延4223
- アクセス:身延山ロープウェイ久遠寺駅乗車約7分山頂奥之院駅下車
- HP:https://www.kuonji.jp/okunoin/index.htm
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