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増上寺社殿:芝東照宮(しばとうしょうぐう)
全国東照宮めぐり
全国東照宮めぐり:御朱印帳
由緒
元々は増上寺の社殿のひとつでした。
徳川家康が還暦の時に自らの像を刻ませた、等身大の『寿像』を祀る安国殿が、
芝東照宮の起源です。
元和三年(1617年)に増上寺の境内に創建されました。
駿府城から移築された『惣門』と、福岡藩主の黒田忠之が寄進した鳥居、
本殿の周囲に拝殿、唐門、透塀が造営され、豪奢な社殿が整いました。
明治の神仏分離により芝東照宮となりました。
社殿
社殿や境内の建造物は、太平洋戦争の空襲で、
寿像と御神木のイチョウを残して焼失しました。
昭和四十四年(1969年)に現在の社殿は再建されました。
御神木:大イチョウ
天然記念物の大イチョウは、寛永十八年(1641年)の安国殿の再建に際し、
江戸幕府三代将軍の徳川家光が植えたと伝えられています。
鳥居
境内
社殿の後ろはザ・プリンスパークタワー東京と東京タワーがあります。
境内では猫がのんびりくつろいでいました。
芝東照宮のご朱印
平成二十六年拝受:ご朱印
平成二十九年拝受:ご朱印
神社情報
- 住所:東京都港区芝公園4-8-10
- アクセス:都営三田線芝公園駅下車すぐ
- HP:http://www.shibatoshogu.com/index.html
芝東照宮周辺
芝公園:銀世界の梅
芝公園にある梅林は、江戸時代に『梅屋敷銀世界』として、
新宿角筈(つのはず:現・西新宿三丁目)にあった梅に由来します。
明治四十一年~四十二年ごろ16号地グランド西側に移植されましたが、
首都高速芝公園ランプ建設に伴い、昭和四十一年にこの一号地に移されました。
銀世界の梅は、当時梅屋敷に咲く白梅のようすからその名がつけられ、
市民に親しまれていました。
芝公園:丸山貝塚
平成八年(1996年)に公園内の工事の際に良好な貝層が発見された為、
翌年範囲等の確認調査が行われました。
縄文時代中期末から後期の可能性が高いと考えられます。
もみじの滝
東京タワーの東側にあるもみじ谷にはもみじの滝があります。
日本初のランドスケープデザイナー長岡安平の設計により、
明治三十八年(1905年)に築造されました。
明治期のもみじの滝
如意輪観世音
もみじ谷は増上寺の飛び地で、かつて増上寺の境内でした。
説明板などはありませんでしたが、如意輪観世音が祀られていました。
ご覧頂きましてありがとうございます。
昭和四十年(1965年)に全国の徳川家康公を奉斎する神社で、
『全国東照宮連合会』が結成されました。
平成二十七年の徳川家康没後四百年忌にご朱印帳が作成されました。
『全国東照宮めぐり』は現在加盟している四十七社を巡るものです。