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徳川家康側室・於愛の方実家菩提寺:新宿天龍寺(てんりゅうじ)
由緒
天龍寺の前身は遠江国にあった法泉寺といわれています。
法泉寺は徳川家康の側室である西郷局(於愛の方)の父、戸塚忠春の菩提寺でした。
西郷局が後に江戸幕府二代将軍となる徳川秀忠を産んだことから、
家康の江戸入府に合わせて、現在の牛込納戸町・細工町付近に移転し、
名を天龍寺に改めました。
天和の大火により焼失し、天和三年(1683年)に現在地に移転しました。
山門
山門の前には明治通りが通っています。新宿駅南口に近い繁華街にあります。
本堂
本堂の扉には徳川家の『葵の御紋』があります。
追い出しの鐘:時の鐘
境内にある梵鐘は明和四年(1767年)に鋳造されたもので、
内藤新宿に時を告げた『時の鐘』です。
梵鐘は元禄十三年(1700年)に常陸笠間藩主牧野備後守貞長により寄進されたもので、
現在の鐘は銘文によれば、元禄十三年の初鋳、寛保二年(1742年)の改鋳に続く、
三代目の鐘であることがわかります。
天龍寺のやぐら時計
やぐら時計は時の鐘とともに、牧野備後守貞長が寄進したもので、
この時計をもとに鐘を撞いたといわれています。
聖観世音菩薩
高さは百五十センチメートルあるようです。
庫裡
現在ご朱印の配布はされていないようです。
寺院情報
- 住所:東京都新宿区新宿4-3-19
- アクセス:JR新宿駅徒歩約3分・東京メトロ新宿三丁目駅徒歩約3分
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