鎌倉幕府有力御家人・上総広常ゆかりの地:上総介塔(かずさのすけとう)
上総広常(かずさひろつね)の墓
朝夷奈切通の近く、金沢八景駅へ向かう大きな通り沿いにあります。
かつてあった五輪塔は道路拡張の際に壊され、
昭和五十九年に地元の有志により復元されたそうです。
上総広常とは
上総広常(かずさひろつね)
近くにある朝夷奈切通を歩くと上総広常を殺害した梶原景時が刀を洗ったとされる、
『梶原大刀洗水』があります。
朝夷奈切通
上総介塔近くには朝夷奈切通の入口があります。
この先の道を歩くと『梶原大刀洗水』を経て鎌倉の十二所へと続きます。
上総介塔は上総広常の屋敷が近くにあったといわれ、
鎌倉に入る交通の要所に拠点を構えてたとことがわかります。
上総介塔情報
- 住所:神奈川県横浜市金沢区朝比奈町513-ロ1
- アクセス:JR鎌倉駅下車「鎌24」京急バス金沢八景駅行「朝比奈」バス停下車徒歩1分
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上総権介平常澄(たいらのつねずみ)の八男です。房総平氏惣領家の頭首として、
治承四年(1180年)に平家打倒の兵を挙げた源頼朝の挙兵に参戦しました。
千葉常胤とは又従兄弟にあたります。
寿永二年(1183年)に謀反の企てがあると頼朝に疑われた広常は、
頼朝の命を受けた梶原景時に鎌倉の御所内で殺害されました。
上総広常には謀反の意思は無かったといわれています。