新清水寺の鉄観音:鐵の井(くろがねのい)
鎌倉十井(かまくらじっせい):鐵の井
JR鎌倉駅を出て小町通りを歩くと、
鶴岡八幡宮の境内に沿って東西に横大路と呼ばれる道とつきあたる角に、
鎌倉十井のひとつ、『鐵の井』と呼ばれる井戸跡があります。
由緒
かつて井戸から鉄観音の頭部が出てきたことから名付けられたといわれています。
鉄観音は浄光明寺の前にあり、
北条政子が創建したといわれている新清水寺(しんせいすいじ)の本尊でした。
新清水寺は正嘉二年(1258年)に甘縄の安達泰盛の館からの出火がもとで焼失しました。
鉄観音の頭部は土中に埋められたものが掘り出されて、
井戸の西方にあった観音堂に安置されたそうです。
明治に入り東京日本橋人形町の大観音寺の本尊となっています。
鎌倉町青年團:鐵の井の碑
鐵の井情報
- 住所:神奈川県鎌倉市雪ノ下1-8-20
- アクセス:JR鎌倉駅下車徒歩8分
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