神奈川県鎌倉市：相模国一の宮：鶴岡八幡宮のご朱印

江の島七福神巡りが始まったのは昭和五十七年のお正月からです。

北条政子が源平池を作らせた際、源氏池に弁財天社を祀ったのがはじまりです。

弁財天社は、明治維新の神仏分離の際、他の堂塔とともに除かれましたが、
昭和三十一年に再興され、
昭和五十五年九月の創建八百年を記念し、現在の社殿が復元されました。

北条政子が作らせた源平池があります。

弁財天社の裏に『政子石』があります。

北条政子が懐妊した時に、源頼朝が安産祈願をした石といわれています。

子宝や夫婦円満、良縁成就のご利益があるといわれています。

寿永元年(1182年)に北条政子は大庭景義(おおばかげよし)に命じて、
境内の東西に池を作らせ、東の池(源氏池)には三島を配し、
『三は産なり』と祝いました。

寿永元年(1182年)に北条政子は大庭景義(おおばかげよし)に命じて、
境内の東西に池を作らせ、西の池(平家池)には四島を配し、
『四は死なり』と平家滅亡を祈願しました。

戦国時代には里見氏により焼き討ちに遭うも、
北条氏綱が再建致しました。

その後江戸幕府の庇護により諸堂が整備されましたが、
明治維新の神仏分離令に際して、仏堂は破壊されました。

鎌倉警察署の近くに一の鳥居があります。治承四年(1180年)に源頼朝が建立し、
現在の石造の鳥居は寛文八年(1668年)に再建されました。

江戸幕府二代将軍の徳川秀忠夫人の夢に八幡大神が現れ、
『備前国の犬島の石で一の鳥居を造れ』というお告げがあり、
後の三代将軍の徳川家光が誕生した為、家光の子の四代将軍の徳川家綱が完成させました。

道路が鳥居で分かれています。
一の鳥居の側には畠山重保邸跡があります。

一の鳥居の近くの由比ガ浜歩道橋から見た鶴岡八幡宮です。
二の鳥居、三の鳥居と本宮が見えます。

由比ガ浜歩道橋近くに『浜の大鳥居跡』の碑があります。
『浜鳥居』と呼ばれて、治承四年(1180年)の建立以来数次の再建を繰り返しました。
平成二年の発掘調査で発見された鳥居の柱痕の年代は、
天文二十二年(1553年)に北条氏康によって造立された大鳥居の可能性が高いようです。

鎌倉駅から歩くと二の鳥居があります。

二の鳥居から三の鳥居に至る中央の一段高い参道を、
『段葛(だんかずら)』と呼びます。

養和二年(1182年)三月に源頼朝は妻政子の安産を祈って整備しました。

平成二十八年(2016年)に大正時代より百年ぶりに整備を行いました。

源氏池と平家池を繋ぐ水路にかかる石造の橋を太鼓橋といいます。

関東大震災で倒壊した後、昭和二年(1927年)に再建されました。

綺麗な菊が浮かべられていました。

鎌倉幕府三代将軍の源実朝を暗殺した、
公暁(くぎょう：源頼家の子)が隠れていたという伝説のある大銀杏は、
平成二十二年(2010年)3月の強風で根元から倒れました。
(樹齢八百年とも千年ともいわれていました)

現在ひこばえが育っています。

大銀杏の下で非業の死を遂げた鎌倉幕府三代将軍の源実朝を悼み、
俳人でもあった菅礼之助(俳号・裸馬)が詠んだ歌の歌碑がありました。

文政十一年(1828年)に江戸幕府第十一代将軍の徳川家斉が再建しました。

六十一段の石段を上ると楼門と拝殿が繋がった本宮があります。

寛永六年(1629年)曼珠院門跡良恕法親王の揮毫による、
扁額の『八幡宮』の『八』の字は二羽の鳩が象られています。

静御前が源義経を慕い、舞った若宮廻廊跡に建つ舞殿です。

神社での祭りや結婚式が執り行われる場所となります。

若宮は祖先の偉業を継ぐ社として、本宮同様重んぜられています。

現在の社殿は江戸時代初期の寛永元年(1624年)の建築です。

本殿の鎮座以前から祀られていた地主神です。
室町期の神社建築の貴重な遺例として高く評価されているそうです。

氏子崇敬者の祖霊と護国の英霊を祀る為、
昭和二十四年に建立されました。

流鏑馬神事が行われる参道です。

東参道鳥居のそばには鎌倉幕府有力御家人であった畠山重忠邸址があります。

本殿裏の大臣山は、明治六年(1873年)に日本で初めて行われた陸軍演習を、
明治天皇が閲兵した場所です。

明治天皇は、閲兵後本宮を御親拝されました。

柳の名所にちなんで名前がつけられました。
蛍放生会、鈴虫放生会が執り行われています。

関東大震災の被害を契機に、
昭和三年に鎌倉の文化財の保護・見学を目的として開館した博物館です。

中では仏像の生の迫力が体験できました。

御祭神は『源頼朝』と『源実朝』です。

小田原征伐に後に参拝した豊臣秀吉は、
白旗神社に祀られていた源頼朝像に、
『御身と我は天下友達なり』と語りかけた逸話があります。