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鎌倉幕府有力御家人・千葉常胤(ちばつねたね)ゆかりの寺院:千葉市内最古の寺院:千葉寺(せんようじ)
坂東三十三観音霊場
専用の御朱印帳で巡拝しました。
鎌倉幕府有力御家人・千葉常胤(ちばつねたね)
桓武平氏良文流千葉氏の一族です。千葉常重の息子で、
上総広常(かずさひろつね)とは又従兄弟です。
千葉家中興の祖といわれています。
源頼朝の平家打倒の挙兵に参加し、鎌倉幕府の有力御家人となりました。
建仁元年(1201年)に亡くなりました。享年八十四でした。
千葉氏の居城である亥鼻城(千葉城)に近いことから、千葉常胤の時代に祈願所となりました。
一度焼失しましたが、千葉常胤が再建しました。
由緒
和銅二年(709年)に東国巡錫(じゅんしゃく)中の行基が、十一面観音像を安置し、
聖武天皇から勅願を賜り、千葉寺と称したといいます。
発掘調査により、金堂を中心に南大門、東大門、西大門、講堂などの伽藍を配した、
大寺だったことがわかっています。
仁王門
仁王門は天保十二年(1841年)に再建されました。
本堂
昭和二十年の空襲で仁王門を除くほとんどの堂宇が焼失しましたが、
昭和五十一年(1976年)に再建されました。
大師堂
文政年間(1818年~1830年)に建立されました。
瀧蔵(りゅうぞう)神社
境内の奥に鎮座しています。
千葉寺の公孫樹(いちょう)
和銅二年(709年)に行基によってもたらされたと伝えられます。
高さが三十メートルもあります。
千葉寺のご朱印
平成十八年拝受:坂東三十三観音霊場第二十九番札所・ご朱印
寺院情報
- 住所:千葉県千葉市中央区千葉寺町161
- アクセス:京成千原線千葉寺駅徒歩約10分
ご覧頂きましてありがとうございます。
鎌倉幕府初代将軍の源頼朝によって発願され、
三代将軍の源実朝が西国霊場を模範として札所を制定しました。
札所は鎌倉を出発点に関東七県に点在し、全行程は1,300㎞です。
室町時代には『西国三十三観音霊場』『秩父三十四観音霊場』と合わせて、
『百観音巡礼』が行われるようになりました。