寛永寺灯籠(有徳院殿):大圓寺(だいえんじ)
東久留米七福神めぐり

令和七年(2025年)に東久留米七福神めぐりのウォーキングイベントに参加しました。
由緒
天安二年(858年)に慈覚大師円仁の教化を受けた秀観僧都が初代の寺主となりました。
山門

仁王文殊楼

昭和五十五年に建立されました。
本堂

境内には新本堂の柱と斗組の原寸大模型が展示されていました。

新本堂は直径1尺1寸(33cm)の丸柱を36本使用されています。

鐘楼堂

平成七年に十二本柱の鐘楼堂が建立されました。
護摩堂

地蔵堂

庚申塔(右)石橋供養塔(左)

左側の石橋供養塔は、黒目川に架けた石橋の供養塔で、天保六年(1835年)に造られました。
右側の庚申塔は、東久留米市内で最も古い延宝八年(1680年)に造立されました。

庚申塔(右)馬頭観音塔(左)

左側の馬頭観音搭は、
天保九年(1838年)に馬の供養や、無病息災、交通安全を願って造られました。
右側の庚申塔は、延享三年(1746年)に造立されました。

如意輪観世音


水子地蔵尊

小山村領主:矢部藤九郎之墓

矢部藤九郎は江戸時代の小山村の領主で、江戸四谷の全長寺にあった墓が移されました。

矢部氏は相模三浦氏の子孫で、小田原北条氏に仕えていましたが、
江戸時代に徳川氏より三百石を賜り、小山村の領主になりました。
寛永寺灯籠(有徳院殿)


境内には上野寛永寺霊廟の徳川吉宗の墓前にあった燈籠が安置されていました。


『有徳院殿』とは江戸幕府八代将軍の徳川吉宗のことです。
昭和三十九年に寄付されました。

寛永寺灯籠(高厳院殿)


『高厳院殿』は江戸幕府四代将軍徳川家綱の正室です。
東久留米大圓寺のご朱印
令和七年拝受:東久留米七福神めぐり・恵比寿尊:ご朱印

令和七年拝受:東久留米七福神めぐり・福禄寿尊:ご朱印

令和七年拝受:東久留米七福神めぐり・寿老尊:ご朱印

寺院情報
- 住所:東京都東久留米市小山2-10-1
- アクセス:西武池袋線東久留米駅徒歩約9分
東久留米大圓寺周辺
子ノ神社

境内から大圓寺方面の眺めです。神社は高台にあります。

大圓寺の隣の道を進むと子ノ神社があります。

小山村の鎮守で、文禄元年(1592年)に領主の矢部藤九郎により勧請されました。

拝殿は文政元年(1818年)に建立されました。

末社には津島神社と稲荷神社があります。
ご覧頂きましてありがとうございます。
平成二年(1990年)に設けられ、
東京都東久留米市にある五つの寺院に七福神が祀られています。
久留米の地名の由来となった黒目川とその支流の落合川に囲まれた寺院で構成されます。
毘沙門天:多聞寺(たもんじ)
布袋尊:米津寺(べいしんじ)
寿老尊・福禄寿尊・恵比寿尊:大圓寺(だいえんじ)
弁財天尊:宝泉寺(ほうせんじ)
大黒天尊:浄牧院(じょうぼくいん)
※歩行距離は約7㎞です。毎年ウォーキングイベントがあります。