東京都葛飾区:柴又帝釈天:帝釈天題経寺のご朱印

柴又の帝釈天:帝釈天題経寺(たいしゃくてんだいきょうじ)

山田洋次監督の映画『男はつらいよ』の舞台としても有名な柴又帝釈天です。

柴又駅前:寅さんとさくら像

柴又駅前には寅さんとさくらの銅像が立っています。

二人の視線が合うように作られています。
映画のワンシーンのようですね。

『男はつらいよ』の碑

帝釈天に向かう参道に建つのは、
寅さんの映画のセリフを書いた山田洋次監督の碑です。

寅さんの名言

途中には映画のワンシーンのセリフが貼ってあります。

由緒

正式名称は「経栄山題経寺(だいきょうじ)」という、日蓮宗の寺院です。

開山は禅那院日忠上人です。

中世に所在が行方不明となっていた、
日蓮聖人の親刻になる帝釈天板本尊が、
安永八年(1779年)の春、庚申(かのえさる)の日に、
本堂修理の際に棟の上で発見されました。

これより「庚申」の日が縁日となりました。

帝釈天の信仰は、江戸市中に広まり、
三里(十二キロ)の道のりを宵をかけて参詣する風俗は、
今の盛んな信仰に受け継がれているようです。

二天門

右に増長天、左に広目天がおられます。

明治二十九年竣功された、総欅造り豪壮な門です。
名人坂田留吉棟梁が仕上げました。

日光東照宮の陽明門を模したと言われています。

帝釈堂

名人坂田留吉棟梁が仕上げた総欅造です。

祖師堂

古くから帝釈堂として使われていた建物を、現在の帝釈堂の建設の際、
修理の後に祖師堂として使うようになりました。

帝釈天のご朱印

平成二十二年拝受:ご朱印

平成三十一年拝受:ご朱印

寺院情報

帝釈天の周辺:矢切の渡し

矢切の渡し

帝釈天から江戸川のほうに向かうと有名な「矢切の渡し」があります。

葛飾区柴又と松戸市矢切地区を結んでいます。

渡し船に乗れるようになっています。

料金は中学生以上200円、子ども100円になっています。

松戸市観光協会の矢切の渡しHP
https://www.matsudo-kankou.jp/yakirinowatashi/

江戸時代、幕府が設けた15か所の渡しの内の一つでしたが、
今では東京近郊で唯一残っている渡しとなります。

全国的に知られるようになったのは、
やはり細川たかしさんの大ヒット曲
矢切の渡し』や『男はつらいよ』のヒットにより有名になったからでしょう。

地名としての呼び名は『やきり』となるそうですが、歌や駅名、バス停留所名としては、
やぎり』と濁音になります。

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