東京都港区:東京十社めぐり:赤坂氷川神社のご朱印

赤坂・六本木の鎮守様:赤坂氷川神社(ひかわじんじゃ)

東京十社めぐり

東京十社めぐり

東京十社とは、明治元年明治天皇准勅裁社として、
東京の鎮護万民の平安祈願された社のことです。
昭和五十年(1975年)昭和天皇御即位五十年を奉祝して、
東京十社めぐりが立案されました。

芝大神宮品川神社日枝神社白山神社王子神社根津神社神田神社
亀戸天神社富岡八幡宮赤坂氷川神社

東京十社めぐり:御朱印帳

由緒

天暦五年(951年)東国を遊行していた蓮林僧正が、武州豊島郡一ツ木村で夜を明かすと、
夢の中に御祭神のお告げがあり、その地に社殿を建てお祀りしたことがはじまりです。

治暦二年(1066年)に関東で大旱魃(だいかんばつ)が起きたので、
村人たち雨乞い祈願すると、たちまち雨が降り始めたそうです。

享保十四年(1729年)江戸幕府八代将軍徳川吉宗は、老中に命じ、
現在地に社殿を造営し、翌年には吉宗自ら参拝しました。

一の鳥居(氷川坂側)

氷川坂側からの参道と階段

参道の階段そば左側には庭園が見られます。

太鼓橋と呼ばれる赤い橋が架かっていました。

苗村又右衛門氏頌徳碑がありました。

二の鳥居

階段を登ると二の鳥居があります。

三の鳥居

三の鳥居の先に楼門があります。

楼門

楼門をくぐると社殿があります。

楼門につながる築地塀が趣を添えています。

花手水

社殿

関東大震災東京大空襲災禍を免れ江戸時代の建立当時の姿を伝えております。

一の鳥居(南側)

御祭神

御祭神

素戔嗚尊(すさのおのみこと)
奇稲田姫命(くしいなだひめのみこと)
大己貴命(おおなむぢのみこと)

東参道(氷川坂側)

氷川坂からの入口です。元々こちらが表参道だったそうです。

四合稲荷(しあわせいなり)神社

明治三十一年(1898年)に、
古呂故稲荷地頭稲荷・本氷川稲荷・玉川稲荷合祀され、
勝海舟により、「四柱を合祀」「しあわせ(幸せ)」「志(し)を合わせる」をかけ、
四合稲荷』と名付けられました。

大正十四年(1925年)鈴降稲荷縁起稲荷を、
昭和九年(1934年)明徳稲荷合祀されました

社名印勝海舟の揮毫(きごう)の扁額「四合稲荷社」の墨跡を用いて作られたそうです。

西行稲荷

もともとは赤坂田町四丁目鎮座していたようです。西行五兵衛という者が、
甲冑を身に纏い弓矢を携えて狐に乗った姿の鉄の像を拾い、御神体として安置したのが、
創建の由来と伝えられています。

布袋尊像の横に洞穴がありました。

九神社(くじんじゃ)

かつて境内の各所に鎮座していた、天祖神社・春日神社・鹿島神社・八幡神社・諏訪神社、
秋葉神社・厳島神社・金刀比羅神社・賽(さい)神社
九社を合祀した神社です。

山車展示場

江戸型山車が展示されています。

狛犬

浅野土佐守邸跡

赤坂氷川神社には、浅野内匠頭である瑶泉院の実家三次(みよし)浅野家がありました。

藩主が土佐守を称した三代藩主浅野長澄であったため、『浅野土佐守邸』と称されました。
その後三次浅野家断絶し、赤坂氷川神社の社地となりました。

瑶泉院墓所浅野内匠頭赤穂義士とともに泉岳寺にあります。

赤坂氷川神社のイチョウ

境内には樹齢四百年イチョウがあります。港区内に現存するイチョウとしては、
国指定天然記念物麻布善福寺『逆さイチョウ』に次ぐ大きさと樹齢を保っています。

赤坂氷川神社のご朱印

平成十九年拝受:ご朱印

令和二年拝受:ご朱印

平成二十六年拝受:ご朱印(東京十社めぐり御朱印帳)

四合稲荷(しあわせいなり):ご朱印

令和六年拝受:月参りご朱印・四月のかさね「山吹」

月参りご朱印「かさね」は、
日本の伝統的な配色である「かさねの色目」を用いて奉製しています。
四月のかさね「山吹」でした。

神社情報

  • 住所:東京都港区赤坂6-10-12
  • アクセス:東京メトロ千代田線赤坂駅徒歩8分
    都営大江戸線六本木駅徒歩8分
  • HP:https://www.akasakahikawa.or.jp/

赤坂氷川神社周辺

転坂(ころびざか)

東京メトロ赤坂駅から氷川神社へ向かう途中には、
転坂(ころびざか)』という名前の坂があります。

通る人がよく転んだのでその名がついたそうです。

南部坂

南側にある南部坂は、忠臣蔵吉良邸討ち入り直前に、
大石内蔵助瑶泉院別れの場面を描いた『南部坂雪の別れ』の舞台でもあります。

六本木二丁目の交差点から、久國神社の前を通ると、南部坂登り口があります。

南部坂と書かれた石碑が目印です。

南部坂上:陽光桜

南部坂の上には「陽光桜」と書かれた桜が咲いていました。

氷川坂

東側の社標の前の通りは氷川坂です。

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