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細川忠興屋敷跡:越中井(えっちゅうい)
越中井はかつての大坂城の三の丸にあり、
細川忠興が豊臣秀吉より与えられた屋敷の中にありました。
近くには難波宮跡や玉造稲荷神社があります。
由緒
慶長五年(1600年)に会津征伐で細川忠興が徳川家康に従って出陣している際、
石田三成が決起し、大坂にいる東軍の妻子を人質に取るため、
細川忠興の屋敷を取り囲みましたが、ガラシャが屋敷に火を放ち、
家臣に胸を突かせて、命を絶ちました。
細川屋敷の焼け跡には井戸が残り、『越中井』と呼ばれ、
江戸時代の摂津名所図会にも描かれ、観光地となっていました。
越中井は越中町筋と佐官町通の交差点にあります。
越中井
越中井の名は、細川忠興が越中守(えっちゅうのかみ)であったことから呼ばれました。
井戸は大正時代に一度埋められましたが、
昭和三十四年(1959年)に地元の住民により復元されました。
昭和九年(1934年)に、当時地元の越中町内会の人々がガラシャ夫人の徳をしのび、
顕彰碑が建立されました。
出世地蔵尊
越中井のそばにありました。
大坂カテドラル聖マリア大聖堂
越中井のそばには『大阪カテドラル聖マリア大聖堂』がありました。
越中公園:青刻昆布発祥の地
越中井の近くにある越中公園には『青刻昆布発祥の地』という看板がありました。
大阪には昆布の加工や販売を行う会社が多いようです。
平成十三年(2001年)に建立されました。
越中井情報
- 住所: 大阪府大阪市中央区法円坂1-2-1
- アクセス:JR大阪環状線森ノ宮駅・長堀鶴見緑地線森ノ宮駅徒歩約8分
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