Contents
- 1 日本最大厄除大師:深大寺(じんだいじ)
- 1.0.1 由緒
- 1.0.2 東参道
- 1.0.3 不動堂
- 1.0.4 不動之滝
- 1.0.5 神代植物公園(水生植物園)入口
- 1.0.6 深大寺小学校発祥の地
- 1.0.7 深大寺乾門
- 1.0.8 山門(令和七年参拝時)
- 1.0.9 令和四年参拝時:山門
- 1.0.10 本堂
- 1.0.11 鐘楼堂
- 1.0.12 なんじゃもんじゃの木
- 1.0.13 元三大師堂
- 1.0.14 元三大師堂道標
- 1.0.15 高浜虚子句碑
- 1.0.16 開山堂参詣道
- 1.0.17 開山堂
- 1.0.18 北門
- 1.0.19 釈迦堂
- 1.0.20 増上寺燈籠
- 1.0.21 寛永寺燈籠
- 1.0.22 亀島弁財天池
- 1.0.23 木島平米
- 1.0.24 水琴窟
- 1.0.25 延命観音
- 1.0.26 深沙大王堂(じんじゃだいおうどう)
- 1.0.27 大黒天と恵比寿尊と大石像
- 1.0.28 本坊
- 1.0.29 本坊旧庫裡
- 1.0.30 集印所
- 2 深大寺のご朱印
- 3 寺院情報
日本最大厄除大師:深大寺(じんだいじ)

銅造釈迦如来倚像(いぞう)(白鳳仏)は平成二十九年(2017年)に国宝に指定されました。
倚像(いぞう)とは、椅子に腰かけた姿の像のことです。
由緒
深大寺の名称は、仏法を求めて天竺(インド)へ旅した唐の時代の僧、
玄奘三蔵を守護したとされる水神「深沙大王(じんじゃだいおう)」に由来しているとされます。
奈良時代の天平五年(733年)に満功(まんくう)上人が法相宗の寺院として開創したとされ、
東京都内では浅草寺に次ぐ古刹です。貞観年中(860年頃)に天台宗へ改宗しました。
東参道

調布市立深大寺小学校のそばに深大寺東参道の石碑があります。

石碑のそばには、深大寺小学校の子どもたちが育てているそば畑がありました。

不動堂

東参道から坂を下りると途中に不動堂があります。明治十七年に再建されました。
不動之滝

不動之瀧は、東京都の名湧水五十七選にも入っています。
神代植物公園(水生植物園)入口

不動堂の近くには神代植物公園の水生植物園(深大寺城跡)の入口があります。
かつては神代植物公園は深大寺の寺域でした。
深大寺小学校発祥の地

深大寺小学校は、
明治六年(1873年)に深大寺の子院であった多聞院の建物を借りて開校しました。
深大寺乾門

山門(令和七年参拝時)

元禄八年(1695年)に建立されました。慶応元年(1865年)の大火を免れた建物の一つです。

令和四年参拝時:山門

本堂

現在の本堂は、大正八年に再建されました。鎌倉時代前期に制作されたと考えられる、
御本尊の阿弥陀如来が安置されています。

白鳳仏を安置するため、昭和七年に江戸料理「八百善(やおぜん)」の八代目栗山善四郎と、
古美術商神通松次郎らが奉献した春日厨子は、現在本堂に安置されています。

鐘楼堂

文政十二年(1829年)に建てられた旧鐘楼が、幕末の火災で焼失したため、
明治三年(1870年)に再建されたのが現在の鐘楼です。
なんじゃもんじゃの木

例年ゴールデンウイークには満開を迎えます。
あたかも雪が降り積もったかのような真っ白な花が咲き乱れたことから、
スノーフラワーともいいます。

元三大師堂

正暦二年(953年)に元三慈恵大師作の厄除の霊験あらたかな御尊像を祀るお堂です。

元三慈恵大師堂の本尊は慈恵大師坐像(じえだいしざぞう)です。
五十年ごとに御開帳が行われます。

元三大師(がんざんだいし)はおみくじの創始者でもあります。

元三大師堂には河鍋暁斎(かわなべぎょうさい)の天井画「竜」が描かれています。

元三大師堂道標

深大寺の元三大師堂の道しるべとして、甲州街道の滝坂に立てた道標です。
元禄十六年(1703年)に立てられ、文政三年(1820年)に再建されました。

参詣者たちは、甲州街道からこの道標地点で北西に入り、現在の三鷹市境を経て、
青渭神社(あおいじんじゃ)前を通り、深大寺に詣でました。
昭和三十九年に東京オリンピック開催に伴う国道20号線(甲州街道)拡幅工事のため、
取り除かれましたが、現在地に移されました。
高浜虚子句碑

境内には高浜虚子の句碑と胸像がありました。

開山堂参詣道

元三大師堂横の階段を登ると開山堂があります。

開山堂

昭和五十八年に開創1250年の大法会記念事業として、奈良時代様式で新築されました。
北門

北門は神代植物公園深大寺口への通路となっています。
釈迦堂

白鳳仏を安置する堂宇として、昭和五十一年に新築されました。
火災・盗難から仏像を守るため鉄筋コンクリート造りで、湿気の多い土地であることから、
高床式に作られています。

釈迦堂には毘沙門天立像が安置され、調布七福神の一つです。

東日本最古の国宝仏である白鳳仏を本尊として安置する白鳳院の建立の計画があります。
増上寺燈籠

釈迦堂のそばには、増上寺霊廟に奉納されていた燈籠がありました。
寛永寺燈籠


寛永寺の厳有院殿(江戸幕府四代将軍徳川家綱)の霊廟前にあった燈籠がありました。
亀島弁財天池

木島平米

境内には調布市の姉妹都市である北信州木島平村の『木島平米』が育っています。

秋に収穫された稲穂は元三大師宝前にお供えされます。
水琴窟

延命観音

昭和四十一年に秋田県の象潟港(さきかたこう)の工事に際し、
海底の大石を引き上げたところ、表面に延命観音が彫られていることが判明し、
慈覚大師円仁が自ら刻まれたと伝えられるもので、翌年深大寺に寄進されました。

深沙大王堂(じんじゃだいおうどう)

昭和四十三年(1968年)に再建されました。

深大寺の秘仏の深沙大王像が厨子に納められ宮殿と呼ぶ建物内に祀られています。
宮殿の制作年代は寛文年間(1662年~1673年)と考えられます。

毎月17日の深沙大王月例法要に合わせ、限定ご朱印が授与されます。
絶対秘仏の深沙大王像を忠実に模したご朱印です。

大黒天と恵比寿尊と大石像

平成十八年に遷座されました。

本坊

本坊旧庫裡

本坊旧庫裡は、慶応三年に再建されました。

都内では貴重な茅葺き屋根の大建築で、ケヤキの大黒柱や梁の重厚感漂う土間では、
今でも折々に蕎麦打ち等が行われます。

集印所

深大寺のご朱印
平成二十三年拝受:白鳳仏ご朱印

令和四年拝受:白鳳仏ご朱印

令和四年拝受:御本尊・ご朱印

令和四年拝受:元三大師・ご朱印

令和四年拝受:深沙大王・ご朱印

毎月17日に授与されます。

寺院情報
- 住所:東京都調布市深大寺元町5-15-1
- アクセス:京王線調布駅下車深大寺行バス乗車
吉祥寺駅行、三鷹駅行バス乗車深大寺小学校バス停下車徒歩約5分 - HP:https://www.jindaiji.or.jp/
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