東京都港区:港七福神めぐり・寶船:十番稲荷神社のご朱印

がま池伝説ゆかりの神社:十番稲荷神社(じゅうばんいなりじんじゃ)

港七福神めぐり

港七福神めぐり

昭和八年(1933年)発足の『麻布稲荷七福神詣』が始まりとなります。
戦争の影響昭和十五年(1940年)に中断しましたが、
昭和四十一年(1966年)『港七福神めぐり』として再編されました。

宝珠院、飯倉熊野神社、十番稲荷神社、大法寺、櫻田神社、
六本木天祖神社麻布氷川神社

元旦から成人の日までの期間のみご朱印が授与されます。
港七福神めぐり公式サイト:https://www.minatoshichifukujin.org/index.html

寶船:港七福神めぐり

令和五年参拝時:港七福神めぐり:寶船

令和五年参拝時には社に祀られていました。

由緒

昭和二十年戦災に遭い焼失した、
旧坂下町鎮守末広神社と、
旧永坂町鎮座竹長稲荷神社(たけちょういなりじんじゃ)の両神社が合併し、
十番稲荷神社となりました。

十番稲荷神社:外観

港七福神めぐりの期間中には提灯の飾りが綺麗でした。
歩道から階段を登ると社殿があります。

社殿と狛犬

平成九年現在の社殿建て替えられました。

狛犬昭和十二年に前身の末広神社奉納されたものです。

令和五年・港七福神めぐり:社殿

かえるさん石像

江戸時代文政四年(1821年)麻布古川からの大火でほとんどが焼失した中、
『がま池』ほとりの山崎主税助屋敷のみが類焼を免れました。

池中にいた大蛙口から水を吹いて猛火を防いだという故事から、
山崎家より『上の字』様お守りが授けられました。

令和五年:かえるさん石像

令和五年参拝時には社の中に祀られていました。

『上の字様』のお守り授与は戦後中断しましたが、復活を求める声が多く、
昭和五十年よりかえるのお守りとして復活し、かえるの石像奉納されました。

十番稲荷神社のご朱印

平成二十二年拝受:ご朱印

令和五年拝受:正月・ご朱印

令和五年拝受:港七福神めぐり・寶船:ご朱印

授与品:ご朱印クリアファイル

ご朱印拝受の際にご朱印用クリアファイルを頂きました。

神社情報

十番稲荷神社周辺

赤い靴の女の子・きみちゃん像

麻布十番商店街の中のパティオに、
野口雨情童謡『赤い靴』の詩のモデルの「きみちゃん」銅像があります。

きみちゃんが赤ちゃんの時、事情によりアメリカ人宣教師に養女に出されました。
母親のかよさんはきみちゃんがアメリカに行って幸せに暮らしていると信じて、
雨情にこのことを話しましたが、実は病気の為アメリカに行けず、
明治四十四年九月に当時の麻布永坂町(今の十番稲荷神社の辺り)孤児院で、
ひとり寂しく亡くなったそうです。まだ九歳でした。

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