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北町浅間神社(きたまちせんげんじんじゃ)
富士塚(ふじづか)
由緒
川越街道の宿場町(下練馬宿:しもねりまじゅく)として、
参勤交代や行商人、大山・富士参詣の旅人で賑わいました。
下練馬の富士塚は、明治前に第一回、明治初年に第二回の築造があり、
昭和三年の第三回まで築造されました。
川越街道は、太田道灌が川越城と江戸城を築いた頃、
二つの城を結ぶ重要な役割を果たす道でした。
下練馬:練馬大根発祥の地
江戸幕府五代将軍の徳川綱吉は、若かりし頃に脚気症を患い、下練馬村に御殿を建て療養、
尾張より大根の種子を取り寄せ、
土地の百姓の金兵衛に字桜台(現・北町四丁目)の地で栽培させ、
それを食して病を治しました。将軍になった後も献上させ、諸大名に振る舞った事から、
全国的に有名になったそうです。
天祖神社・鳥居
商店街を歩くと鳥居が見えてきました。山開き祭ののぼりが立っていました。
旧川越街道の石碑があります。
天祖神社・社殿
富士塚の隣には天祖神社の社殿があります。
下練馬の富士塚
高さが約五メートル、径は約十五メートルあります。
浅間神社の鳥居をくぐり登ります。
下練馬の富士塚山頂と浅間神社社殿
山頂の標高は約37.76メートルあります。富士山の百分の一の大きさです。
富士山の巡拝方位盤があります。富士山の方角をさしています。
富士塚山頂からの眺め
かなり高さがあります。車が走る道路は旧川越街道になります。
北町浅間神社のご朱印
北町浅間神社・ご朱印
徳丸北野神社で頂きました。お山開き(7月1日)の日は山開き祭受付でも頂くことが出来ます。
神社情報
- 住所:東京都練馬区北町2-41
- アクセス:東武東上線東武練馬駅徒歩約4分
北町浅間神社周辺
北町観音堂
東武練馬駅南口から旧川越街道沿いに、北町観音堂があります。
塀の一部がなまこ壁になっていました。
『北町聖観音座像』をはじめ、馬頭観音や庚申塔など多くの石造物があります。
下の写真は観音堂で、祀られている『北町聖観音座像』は、
高さ270センチメートルある練馬区内最大の石仏です。天和二年(1682年)に建立されました。
下の写真のお堂に祀られている『馬頭観音』は高さ138センチメートルあります。
江戸時代の造立です。
『北町の仁王像』は聖観音座像建立の翌年に建立されました。
ご覧頂きましてありがとうございます。
富士信仰に基づいて、富士山に模して造られた山や塚のことです。
江戸時代に始まったもので、特に関東地方の神社に多く見られます。
既に存在する丘や古墳を転用して富士山に見立てたものや、
富士山の溶岩を積み上げたものがあります。
浅間神社の境内にあり、富士塚の山頂にも浅間神社奥宮が設けられています。