Contents
御祭神・楠木正成公:楠公さん:湊川神社(みなとがわじんじゃ)
建武中興十五社
建武中興十五社巡拝案内記
建武中興十五社巡拝案内記は、冊子タイプのご朱印帳です。
御祭神
贈正一位:楠木正成公
由緒
後醍醐天皇とともに南朝側として足利尊氏と戦った楠木正成は、
延元元年(1336年)に湊川の地で戦死しました。
寛永二十年(1643年)に尼崎藩主となった青山幸利は、正成戦死の地に供養塔を建てました。
元禄五年(1692年)に徳川光圀は『嗚呼忠臣楠子之墓』と記した石碑を建立しました。
以来水戸学者らによって、楠木正成は勤王家として崇敬され、
幕末には維新の志士らによって祭祀されました。
慶応3年(1867年)に尾張藩主の徳川慶勝により神社設立の建白書が出され、
明治元年(1868年)に明治天皇は神社の創建を命じられました。
尾張藩は楠公崇拝の気風が強く、領内にも楠木正成を祀る神社が既にあったようです。
尾張藩は京都に創建することを主張しましたが、
廟社は戦死した遺跡に祀るものとし、現在地に創建することとなりました。
明治五年(1872年)に湊川神社が創建されました。
表神門
昭和十七年(1942年)に建立されました。太平洋戦争の空襲でも焼失しませんでした。
社殿
昭和二十年(1945年)の空襲で焼失しましたが、昭和二十七年に再建されました。
大楠公御墓所
豊臣秀吉の太閤検地の際、初めてお墓の存在が明らかになったようです。
それまでは地元の人々によってひっそりと祀られていました。
『嗚呼忠臣楠子之墓』は徳川光圀の筆によるものです。
湊川神社のご朱印
平成十八年拝受:建武中興十五社巡拝帳・ご朱印
平成十八年拝受:ご朱印
平成二十六年拝受:ご朱印
平成十八年拝受:大楠公廟所・ご朱印
平成二十六年拝受:大楠公廟所・ご朱印
神戸七福神:毘沙門天・ご朱印
神戸七福神
昭和六十二年に設定されました新しい七福神です。
念仏寺(寿老人):有馬温泉
天上寺(布袋尊):摩耶山
大龍寺(大黒天):再度山
生田神社(弁財天):神戸市中央区
長田神社(恵比寿神):神戸市長田区
須磨寺(福禄寿):神戸市須磨区
湊川神社(毘沙門天):神戸市中央区
楠本稲荷神社(くすもといなりじんじゃ):ご朱印
楠本稲荷神社は、楠木正成の墓碑設立前よりこの地に鎮座していた神社です。
福原の芸妓衆の崇敬も篤かったといわれています。
神社情報
- 住所:兵庫県神戸市中央区多聞通3-1-1
- アクセス:神戸高速線高速神戸駅下車すぐ・JR神戸駅徒歩3分
- HP:https://www.minatogawajinja.or.jp/
ご覧頂きましてありがとうございます。
建武中興十五社は建武中興に尽力した、
南朝方の皇族や武将を御祭神とする十五の神社です。
吉野神宮(奈良県吉野郡吉野町):後醍醐天皇
鎌倉宮(神奈川県鎌倉市):護良親王
井伊谷宮(静岡県浜松市北区):宗良親王
八代宮(熊本県八代市):懐良親王
金崎宮(福井県敦賀市):尊良親王・恒良親王
小御門神社(千葉県成田市):藤原師賢
菊池神社(熊本県菊池市):菊池武時・菊池武重・菊池武光
湊川神社(兵庫県神戸市中央区):楠木正成
名和神社(鳥取県西伯郡大山町):名和長年
阿部野神社(大阪府大阪市阿倍野区):北畠親房・北畠顕家
藤島神社(福井県福井市):新田義貞
結城神社(三重県津市):結城宗広
霊山神社(福島県伊達市):北畠親房・北畠顕家・北畠顕信・北畠守親
四條畷神社(大阪府四條畷市):楠木正行
北畠神社(三重県津市):北畠顕能・北畠親房・北畠顕家