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淀橋七地蔵:新宿成子常圓寺(じょうえんじ)
由緒
創建年代は不明ですが、天正十三年(1585年)に幡ヶ谷より現在地へ移転しました。
幡ヶ谷には180年間堂宇があったという記録もあり、
合わせると600年を超える歴史があります。
寺標

青梅街道沿いに寺院はあります。
中門

本堂

昭和二十年(1945年)の空襲で焼失ましたが、昭和四十一年(1966年)に再建されました。
祖師堂

平成四年(1992年)に再建されました。祖師堂には、
江戸幕府十一代将軍徳川家斉の守護仏であった『感應胎蔵の祖師像』がおさめられています。
書院

昭和二十七年(1952年)に日野市豊田の豪農の母屋を移築しました。
墓地

本堂横に墓地があります。
淀橋七地蔵

淀橋七地蔵は、昭和の初めに事件で亡くなった男女七児の霊を弔うため、
昭和五年に墓標と卒塔婆を建てて供養されました。

筒井政憲(つついまさのり)の墓

江戸時代後期の幕臣筒井政憲の墓があります。文政四年(1821年)には江戸南町奉行となり、
約二十年にわたり江戸の行政を預かり、名奉行と評されました。
辰野金吾(たつのきんご)の墓

明治時代の建築家である辰野金吾の墓もあります。
日本銀行本館や東京駅丸の内駅舎などを手掛けました。
便々館湖鯉鮒(べんべんかんこりふ)狂歌碑

江戸時代中期の狂歌師の便々館湖鯉鮒(べんべんかんこりふ)の碑がありました。

碑には代表作である『三度たく 米さへこはし やはらかし おもふままには ならぬ世の中』
が刻まれています。
常圓寺の御朱印
令和五年拝受:ご朱印

寺院情報
- 住所:東京都新宿区西新宿7-12-5
- アクセス:東京メトロ丸ノ内線西新宿駅徒歩約1分・JR山手線新宿駅徒歩約6分
- HP:https://joenji.jp/
新宿成子常圓寺周辺
令和7年(2025年)12月:幻となった営団地下鉄のSマーク(新宿駅)

令和七年十二月に、新宿駅西口の再開発事業の中で、
帝都高速度交通営団(現在の東京メトロ)のSマークとSUBWAYの文字を見つけました。

常泉院(じょうせんいん)

常圓寺の隣には常泉院という寺院があります。

寛文年間に日得上人が創建したと伝えられます。

鬼子母神像が祀られており、成子の鬼子母神として信仰をあつめています。

新栄稲荷

常圓寺の近くにある住友不動産西新宿ビルには新栄稲荷がありました。
思い出横丁:中華料理岐阜屋

常圓寺の近くは新宿西口エリアにあたり、新宿西口商店街(通称:思い出横丁)があります。
戦後の闇市がルーツで、約60店舗の飲食店があります。
新宿西口思い出横丁:https://shinjuku-omoide.com/

昼食は新宿西口の思い出横丁の岐阜屋でチャーハンを頂きました。

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東京都特別区(23区)の地下鉄を経営するため、
昭和十六年(1941年)から平成十六年(2004年)まで存在していました。
シンボルマークは“S”を図案化したものとなっており、
地下鉄を意味するSubwayのSのほかに、以下の4つのSのつく英単語(4S)を意味しました。
Safety:安全
Security:正確
Speed:迅速
Service:サービス