東京都八王子市：関東三十六不動霊場第八番札所：高尾山薬王院(たかおさんやくおういん)のご朱印

正式な寺名は高尾山薬王院有喜寺(うきじ)ですが、一般的には高尾山や、
高尾山薬王院と呼ばれています。

霊場専用の納経帖で巡拝しました。

薬王院の名は、御本尊として薬師如来を祀ったことが由来となります。

飯縄大権現は戦国武将の守護神として崇敬され、
上杉謙信や武田信玄の兜表にも奉られました。

JR高尾駅ホームには天狗像がありました。

境内にも大天狗・小天狗像がありました。

御本堂にも天狗面が飾られていました。

たこ杉(蛸杉)は高さ三十七メートル、目通り幹囲約六メートル、
樹齢約四百五十年の大杉です。

たこ杉は、昔参道を開削の際、盤根がわだかまって工事の邪魔になるところから、
伐採しようとしたら、一夜にして根が後方に曲折したという伝説と、
その根が「たこの足」に似ているところから、呼ばれるようになったものです。

開運ひっばり蛸像もありました。

ここから薬王院の聖域に入ります。『霊気満山(れいきまんざん)』の扁額があります。

神変大菩薩こと役小角(えんのおづぬ)が祀られています。

男坂の階段は百八段あり、人間の煩悩の数を表しています。

仏教では人間の日常生活は三密、「身(身体)」「口(言葉)」「意(心)」
の三つの働きから成り立っており、煩悩の元と考えられています。

三密の道を歩くときは、煩悩を消すことを心に念じて歩くとよいそうです。

タイ王国から寄贈された仏舎利が祀られています。

仏舎利塔などがある場所が有喜苑になります。

令和七年参拝時はあいにくの雨でしたが、少し霧のかかった景色もきれいでした。

高尾山のスギ並木の中に見られる巨樹は、幹周り5.6メートル、
高さ約47メートルに達しています。

高尾山に住む天狗が腰掛けて物見をしていると伝わる大杉です。

江戸時代中期に建立されました。

山門には四天王が祀られています。

左から宝塔槍を手にする多聞天(たもんてん)と、剣を手にする増長天(ぞうちょうてん)です。

左からするどい独鈷を光らせる持国天と、軸と筆を手に持つ広目天です。

昭和五十八年(1983年)より八王子に居を構え、八王子観光大使でもある、
歌手の北島三郎さんの歌「高尾山」の碑がありました。

八大龍王とは、八部衆の中のひとりとして、仏教擁護の神の代表的守護神です。
平成五年(1993年)に建立されました。硬貨や紙幣が洗えるようになっています。

願叶輪潜をくぐり、大錫杖(だいしゃくじょう)を鳴らして諸願成就を祈念します。

仁王門の建立年代を示す直接の資料はありませんが、
金剛力士像胎内から発見された修理銘板の記載内容から、
17世紀後半から18世紀前半頃に建立されたと推定されます。

明治三十四年(1901年)に建立されました。

江戸時代中期の建立と推定されます。

平成九年(1997年)に建立されました。

平成六年(1994年)に建立されました。

飯縄権現が祀られている飯縄権現堂(御本堂)へ向かう階段の途中には、
仏像が祀られていました。

飯縄権現を祀る社殿(神社)です。極彩色の装飾が特徴的です。

社殿の前には鳥居があり、寺院の中に神社がある神仏分離以前の形式です。

本殿は享保十四年(1729年)に建立され、宝暦三年(1753年)に拝殿・幣殿が再建されました。

御本社から御本堂の眺めです。高台にあることがわかります。

天狗の印の敷き紙も頂きました。

令和七年の参拝時は雨天でしたが、雨天限定のご朱印を頂きました。

弁天洞に鎮座する弁財天のご朱印です。『風雨順次』は、
季節が季節通りに巡ることで、ほどほどに風が吹き、雨が降ることで人々の生活が成り立ち
「五穀豊穣」「万民豊楽」へと繋がることを意味します。

ケーブルカーとリフトはそれぞれ乗車時間は約12分です。

令和三年(2021年)参拝時には、火渡り祭が行われていました。

清滝駅前の『高橋家』でせいろそばを頂きました。美味でした。

創業は天保年間(1830年～43年)だそうです。