全国東照宮めぐり:め組の喧嘩の舞台:芝大神宮(しばだいじんぐう)
東京十社めぐり
東京十社めぐり:御朱印帳
専用のご朱印帳で巡拝させて頂きました。
全国東照宮めぐり
昭和四十年(1965年)に全国の徳川家康公を奉斎する神社で、
『全国東照宮連合会』が結成されました。
平成二十七年の徳川家康没後四百年忌にご朱印帳が作成されました。
『全国東照宮めぐり』は現在加盟している四十七社を巡るものです。
全国東照宮めぐり:御朱印帳
御朱印帳は日光東照宮で頂きました。
御祭神
天照皇大御神(あまてらすおおみかみ)
豊受大御神(とようけのおおみかみ)
相殿:源頼朝公
相殿:徳川家康公
由緒
寛弘二年(1005年)一条天皇の御代に、伊勢神宮内宮と外宮を勧請し創建されました。
源頼朝は元暦元年(1185年)と建久四年(1193年)の2度に渡って神領を寄進しました。
慶長三年(1598年)に増上寺が芝大神宮の旧鎮座地である芝公園へ移転する際、
芝大門の現在地へ奉遷しました。
歴代将軍家、幕府の庇護を受けました。
道中無事の祈願
東海道沿線で江戸市中と市外の境に鎮座し、増上寺も隣接することから、
旅人からは道中無事と御礼の祈願が行われていました。
ご朱印を頂いた際に『道中安寧のお守り』を頂きました。
社殿
社殿は東京大空襲により焼失した後は昭和二十二年(1947年)に再建され、
その後昭和三十九年(1964年)に再造営されました。
生姜塚(しょうがづか)
江戸時代の周辺一帯は生姜畑だったそうです。
芝大神宮のお祭りである『だらだら祭り』は江戸時代に付いた名前で、
以前の呼び名は『生姜市』と呼ばれていました。
神社で売られていた生姜は『神明生姜』と呼ばれ、
食べれば風邪知らずで邪気を払うともいわれています。
手水舎
手水には檜の芯材が入った『禊(みそぎ)の湯』が入っているそうです。
神明恵和合取組(かみのめぐみわごうのとりくみ:め組の喧嘩)の碑
文化二年二月(1805年3月)に行われた芝大神宮(当時芝神明宮)の境内での、
町火消し『め組』のとび職と江戸相撲の力士たちの乱闘事件。
歌舞伎の演目となりました。
狛犬も『め組』の寄進でした。
港区指定文化財:力石
『五十貫余』の切付とともに、「川口町 金杉藤吉」という名前があります。
金杉藤吉は明治時代の有名な力持ち力士のひとりです。
参道
鳥居の先は国道15号線になります。
貯金塚
関東大震災の際、当時の『不動貯金銀行』だけが預金の全額払い戻しに応じた功績を称え、
貯金塚が建てられたそうです。
最後は『倉は焼けても貯金は焼けぬ』という言葉で締められていました。
不動貯金銀行は現在のりそな銀行につながるそうです。
生命の言葉
芝大神宮のご朱印
平成十八年拝受:ご朱印
平成二十六年拝受:東京十社めぐり:ご朱印
令和二年拝受:朔日祈願:ご朱印
朔日(さくじつ)祈願という毎月1日の祭礼の日の限定ご朱印を頂きました。
令和五年拝受:ご朱印
神社情報
- 住所:東京都港区芝大門1-12-7
- アクセス:都営浅草線・大江戸線大門駅A6出口徒歩1分
JR山手線浜松町駅徒歩5分 - HP:https://www.shibadaijingu.com/
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東京十社とは、明治元年(1868年)に明治天皇が准勅裁神社として幣帛を捧げられ、
東京の鎮護と万民の平安を祈願された社のことです。
昭和五十年(1975年)に昭和天皇御即位五十年を奉祝し、
東京十社めぐりが立案されました。
日枝神社、白山神社、王子神社、根津神社、神田神社、
亀戸天神社、富岡八幡宮、赤坂氷川神社、品川神社、芝大神宮