大阪府大阪市天王寺区：聖徳太子創建の神社：夕陽丘大江神社のご朱印

谷町筋から入ると、愛染坂の入口に大江神社はあります。
坂を下りると愛染堂勝鬘院があります。

四天王寺の乾の方角にあることから『乾の社』と呼ばれ、
神仏習合により毘沙門天が祀られるようになりました。
境内には神宮寺が建立され、神社の祭祀も四天王寺の僧が行うようになっていきました。

昭和二十年(1945年)の大阪大空襲で焼失しましたが、
昭和三十八年(1963年)に本殿が再建されました。

境内の隅にある鳥居は、元々あった神社の鳥居のようです。

神社には元々狛虎というものがあり、阿吽で一対をなしていましたが、
吽形が明治期に無くなり、阿形は大阪大空襲の焼夷弾を受け損傷し、
そのままにされていました。

プロ野球阪神タイガースのファンより、
『狛虎を一対にしたら阪神タイガースは優勝するのでは』という声が上がり、
平成十五年(2003年)に吽形が新たに作られて奉納されると、
その年に阪神タイガースが優勝し、狛虎はマスコミに多く取り上げられました。

境内からは大阪星光学院中学校・高等学校や通天閣が見えます。

西側は『百歳(ももとせ)の階段』と呼ばれる百一段の階段があります。

大江神社狛虎と書かれた印が押されています。

一対の狛虎の印が押されています。

夕陽の名所であり、四天王寺支院である新清水寺の北隣で、
大阪星光学院中学校・高等学校地西に、
かつて江戸時代大坂を代表する料亭『浮瀬(うかむせ)亭』がありました。

浮瀬亭は、その素晴らしい眺望と共に、『浮瀬』という奇杯を所蔵していたことで、
多くの文人墨人をひきつけました。

浮瀬亭の跡地を校地とした大阪星光学院は、
昭和五十七年に浮瀬亭跡を菖蒲園として整備しています。

谷町筋から神社へ向かう通りに入る際、『あべのハルカス』を見ることが出来ました。