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秩父修験発祥の地:秩父今宮神社(ちちぶいまみやじんじゃ)
由緒
古来より霊泉の地として、
伊邪那岐大神(いざなぎ)と伊邪那美大神(いざなみ)の二神が祀られるようになりました。
役行者(えんのぎょうじゃ)は秩父に修行に訪れ、霊泉の傍らに八大龍王を合祀し、
八大龍王宮と呼ばれ、秩父修験の中核となりました。
平安時代の天長二年(825年)に空海が来遊して、橋立寺の洞窟内部に道場を開き、
三十七日間の護摩秘呪を行いました。
天文四年(1535年)には疫病が猛威を振るった為、
病魔退散を願って京都今宮神社より須佐之男大神(スサノオノオオカミ)が勧請されました。
江戸時代には今宮八大宮・八大権現社と呼ばれる神社と、
長岳山正覚院金剛寺、大宮山満光寺、今宮観音堂(札所十四番)、
橋立観音堂(札所二十八番)を配下に治め、総称を『今宮坊』とされ、
神仏習合の一大霊場となりました。
明治元年(1868年)の神仏分離令により修験道は廃止され、
『今宮坊』も解体を余儀なくされ、今宮神社と今宮観音堂(現・札所十四番今宮坊)、
橋立観音堂(現・札所二十八番橋立堂)に分離されました。
龍神池
鳥居をくぐると龍神池があります。龍神池は霊泉が湧き出ているところで、
毎年四月四日の水分祭(みくまりさい)にはこのお水が秩父神社に授与されます。
今宮弁財天
龍神池のそばに今宮弁財天が祀られています。
平成十二年に江島神社の弁財天の御分霊が勧請されました。
龍上観音・龍神観音
龍神池の樹洞に観音様が安置されていました。
社殿
現在の社殿は平成三十一年(2019年)二月に完成しました。
旧社殿は宝永六年(1709年)から翌年にかけて建立され、
昭和三十九年(1964年)に境内の一部を児童公園・児童館として解放する際、
秩父黒谷の聖神社に寄贈されました。
平成二十五年参拝時:仮社殿
約五十年間は仮社殿において祀られていました。
平成二十五年参拝時は仮社殿でした。
龍神木(りゅうじんぼく)
大けやきには空洞があり、龍神の棲家(すみか)であるといわれてきました。
空洞のある大けやきは昔から洞木(どうぎ)と呼ばれていました。
清龍の滝
今宮神社には古来より武甲山の伏流水が湧き出ており、四月四日の水分(みくまり)祭では、
この伏流水の御神徳が秩父神社に授与されて、この日秩父神社では、
今宮神社の水幣(みずぬさ)を以って御田植祭が斎行されています。
平成十五年にこの清龍の滝(武甲山の伏流水)が昔ながらの姿に復元され、
お浄めの霊水として珍重されています。
行者堂
平成八年に再建されました。
手水舎
花とひよこの人形が置かれていました。
秩父今宮神社のご朱印
平成二十五年拝受:ご朱印
令和五年拝受:ご朱印
お姿:一粒万倍日・金文字:ご朱印
龍の姿が文字となっています。
参拝日が一粒万倍日であった為、金文字で頂きました。
八大龍王宮:ご朱印
役尊神:ご朱印
神変大菩薩:ご朱印
龍上観音:ご朱印
神社情報
- 住所:埼玉県秩父市中町16-10
- アクセス:秩父鉄道御花畑駅徒歩6分
- HP:http://www.imamiyajinja.jp/index.html
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