埼玉県飯能市:武蔵野三十三観音霊場第二十三番札所:浄心寺のご朱印

武蔵野七福神・毘沙門天:浄心寺(じょうしんじ)

由緒

浄心寺のある飯能(はんのう)は昔は判乃という地名で、
武蔵七党丹党に属する判乃氏の所領でした。

明応~文亀年間(1492年~1504年)創建で、
開山聚栄常福大和尚と伝えられています。

建治元年(1275年)最古とした数基の古い板碑が現存している為、
更に古い歴史を持つと考えられます。

その後能仁寺五世吉州伊豚大和尚中興開山となり、
慶長十二年(1607年)再興されました。

本堂

本尊阿弥陀三尊が安置されています。

本堂の前に三本杉があります。

観音堂

昭和六十一年(1986年)に再建されました。
札所の十一面観音が祀られています。

かつて本山修験道の大悲山本明院の本尊でしたが、
明治の修験道廃止令の為廃寺になり、
銅造釈迦如来像とともに、浄心寺に移されました。

武蔵野三十三観音霊場

武蔵野三十三観音霊場

武蔵野観音霊場は昭和十五年郷土史家柴田常恵氏願で、
番外を含めた三十四箇所の寺院を選定し、結成されました。
西武池袋線沿線点在している霊場です。
石神井から所沢飯能方面に分布しています。

武蔵野三十三観音霊場:御朱印帳

ご朱印は専用の納経帖で頂くことができます。

毘沙門堂

駒込の吉祥寺で修行していた浄心寺六世梁観禅棟大和尚は、
学業成就毘沙門天祈願し、見事主席をとることができました。

寺に戻った和尚は、
近隣の八幡町に居を構えていた堤家伝来毘沙門天像を譲り受け、境内に安置しました。

寅歳のみ御開帳されます。

善の綱

毘沙門天像右手に結ばれている善の綱を、
角塔婆(かくとうば)を通して参拝することで、ご縁を結ぶことができます。

武蔵野七福神

武蔵野七福神

浄心寺(毘沙門天)観音寺(寿老人)、長泉寺(大黒天)円泉寺(福禄寿)
山口観音金乗院(布袋尊)円照寺(弁財天)飯能恵比寿神社(恵比寿神)

武蔵野七福神飯能市所沢市入間市にかけて、
6つの寺院1つの神社で構成される埼玉県で最も古い七福神札所です。
昭和六年に発足しました。

境内と庭園

くろかみ地蔵菩薩

六地蔵

浄心寺のご朱印

武蔵野三十三観音霊場第二十三番札所:ご朱印

武蔵野七福神・毘沙門天:ご朱印

浄心寺授与品

御供物お菓子を頂きました。

寺院情報

  • 住所:埼玉県飯能市矢颪222
  • アクセス:西武池袋線飯能駅徒歩10分

浄心寺周辺

飯能付近の河岸段丘

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