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日本三不動:俱利伽羅不動寺(くりからふどうじ)
日本三不動
俱利伽羅不動寺の俱利伽羅不動明王は日本三不動のひとつといわれています。
本堂
由緒
約千三百年前、
インドの高僧である善無畏三蔵法師が、
倶利迦羅不動明王の姿を彫刻された尊像を、
元正天皇の勅願により奉安された事が始まりと言われています。
弘仁三年(812年)に弘法大師が諸国を巡る途中で不動明王を拝され、
あまりの有難さに扉を閉められ、本尊と同体の不動尊像を彫り、
御前立の不動尊として奉安され、別当山としての長楽寺が開山されたといわれています。
寿永二年(1183年)の源義仲と平維盛による、
俱利伽羅源平合戦により兵火にあい、多くのお堂や寺宝・記録が焼失しましたが、
平家滅亡後に源頼朝によって再建されました。
戦国時代には衰退しましたが、
加賀藩前田家の祈願所や参勤交代の休憩所となったことから、
再び寺運が隆盛となりました。
江戸時代末期の天保七年(1836年)に門前の茶屋の火事で、
山門や不動堂が焼失後、明治の廃仏毀釈により長楽寺は廃寺となりました。
昭和二十四年に長楽寺跡に堂宇が再建され、
不動寺(通称:俱利伽羅不動寺)として復興しました。
御本尊の『俱利伽羅不動明王』は日本で唯一の仏さまと言われています。
源平合戦の舞台:俱利伽羅山
俱利伽羅山は源平合戦の舞台となり、源義仲が平維盛と戦いました。
源義仲が勝利を祈願した神社である埴生護国八幡宮が近くにあります。
俱利伽羅不動寺のご朱印
俱利伽羅不動寺:ご朱印
寺院情報
- 住所:石川県河北郡津幡町俱利伽羅リ-2
- アクセス:北陸自動車道小矢部I.Cより車で20分
- HP:http://www.kurikara.or.jp/index.html
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成田山不動明王:成田山新勝寺:千葉県成田市
大山不動明王:大山寺:神奈川県伊勢原市
俱利伽羅不動明王:俱利伽羅不動寺:石川県河北郡津幡町